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「わたしが殺した男」  永瀬隼介著

  ある事件で知り合った中年探偵・佐藤秀乃進から「相棒になろうぜ」と誘われて埼玉県警を辞め、新宿のバー兼探偵事務所で働き始めた佐藤龍二。だが、半年がたっても、毎晩バーテンをさせられてばかりで依頼人は現れない。
 こんなはずではなかった、と落ち込んでいたある日、秀之進の旧友である警視庁キャリア・八木が店を訪ねてきた。実業家の仮面をかぶって悪事に手を染めている播磨の元に潜入した捜査官の行方を探してほしいという。
 手始めに播磨の妻・五月に接近した秀之進と龍二。秀之進は、彼女が八木の元恋人だと明かす。八木が播磨と五月を別れさせたいと思っていると伝えた秀之進だったが、五月は夫の潔白を信じて疑わず、話し合いは物別れに終わる。秀之進と龍二は殺しをこよなく楽しみ「悪魔」と呼ばれる播磨へ近付いてゆくが、そこにはわなが待ち受けていた―。男たちの矜持(きょうじ)がぶつかり合う、書き下ろし長篇。

書名:わたしが殺した男
著者:永瀬隼介
発行:中央公論新社
定価:1700円+税

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