本を知る。本で知る。

「粉飾の『ヒーロー』、堀江貴文 彼がいまだにわかっていないこと」 ライブドア株主被害弁護団 著

  「ホリエモン」こと堀江貴文元ライブドア社長の著書『ゼロ』が30万部を超えるベストセラーになっている。それに対して、「ゼロ(チャラ)になったと思っているんですか、堀江さん」と異義を突きつけたのが本書だ。
 2006年1月、ライブドアの粉飾決算が発覚し、同社株は大暴落。個人の株主22万人が損害を被った。ほとんどの株主は泣き寝入りしたが、3345人は堀江元社長らに損害賠償を請求する訴訟を提起した。「投資は自己責任」という”常識”を覆し、最高裁で株主勝訴が確定するのが12年7月。しかし、大半の株主は生活苦などから途中で和解に応じており、最後まで残ったのは50人だった。
 プロ野球参入や放送局買収を目指したり、衆院選に立候補した堀江元社長。いまだに彼を改革派の「ヒーロー」のように捉える風潮がある。それが虚像なのは本書を読めば明らかだ。

書名:粉飾の「ヒーロー」、堀江貴文 彼がいまだにわかっていないこと
著者:ライブドア株主被害弁護団 著
発行:インシデンツ
定価:1470円

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

記事一覧 公式サイト

夕刊フジの書評からの一覧

一覧をみる

書籍アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

漫画アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!

広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?