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「無印良品は、仕組みが9割」 松井忠三著

  日本で知らない人はいない"国民ブランド"として、海外進出を成功させた企業の筆頭に位置づけられる無印良品(株式会社良品計画が運営)。その経営の歴史は、決して順風満帆ではなかった。
 2001年には38億円の赤字―当時"無印神話"ともいわれていた快進撃が、突然止まった。そのタイミングで社長に就いたのが著者だ。着手したのは「社内の仕組みづくり」だという。
 本書は、無印良品のV字回復をなぞりながら、「会社の仕組み、そしてマニュアルの大切さ」を説く。経営者はもちろんのこと、部下を持ち始めた"管理職1年生"が読んでも参考になるだろう。「マネキンのコーディネートのコツを集めた一㌻のマニュアル」「18時30分以降の残業を許さない社内の仕組み」などの具体的なマニュアルを通して、「仕組み」による効率的な成果の出し方を理解できる。

書名:無印良品は、仕組みが9割
著者:松井忠三
発行:角川書店
定価:1470円

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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