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「一流の男のたしなみ」 山崎武也著

  格好よく、エレガントに。人生とは、「生き方のスタイル」の追求だと、本書のオビにある。その通りに、人生の細部にまでこだわって生きてきた著者の面目躍如たる内容だ。
 一編一編のテーマエッセーを読んでいくうちに、「格好よく生きるとは、つまり、やせ我慢しながら生きるということだ」という著者のメッセージにいきつくだろう。
 たとえば、旅行では著者は全く写真を撮らないという。カメラに写すより、心にその風光を刻み込むことに精神を集中するのだという。
 また、著者は、若い頃から無理して下着(パンツ)まで仕立てて着ていた。それが高じて、結局下着はつけないという結論に至る。心地よさを追求するあまりの決断だ。
 男のこだわり学が凝縮され、痛快な読み物となっている。

書名:一流の男のたしなみ
著者:山崎武也
発行:PHP研究所
定価:1260円

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産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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