書籍『俺か、俺以外か。 ローランドという生き方』をはじめ、圧倒的なナルシシズムを醸し出しつつ本質を突く名言を繰り出し、タレントや実業家としても活躍する現代ホスト界の帝王・ローランドさん。
2019年7月からフジテレビで放送された『ローランド先生』は、ローランドさんが先生となり、悩める人々からの相談に対してズバズバと答えていく初めての冠番組だ。恋愛や美意識、生き方、働き方など、悩みは多岐に渡るが、どんな相談においてもローランド節が炸裂する。
ここではこの番組から飛び出した人生を奮い立たせるであろう3つの名言を番組公式読本『ローランド先生―お悩み解決特別授業―』(扶桑社刊)から、独断と偏見でピックアップしよう。
学歴に対しての相談を受けたローランドさん。それに対しての回答がこれだ。学歴は人生を決定づける大事なものではなく、その先で何をするかが大事だと説く。実際にローランドさんはカンボジアの学校に自著の印税を寄付しており、感謝状を贈られているという。
お笑いコンビ・アインシュタインの稲田さんの女グセが悪いと相方の河井さんから相談を受けたローランドさん。「ファンの人に手を出してしまう」という悩みに対して、言い放ったのがこの名言だ。こんなことをサラっと言えるのがローランドたるゆえんだろう。ただし、稲田さんの姿勢を否定しているわけではなく、女性に対して積極的にアプローチするのはいいことで、「男はハートが大事だから」と諭している。と言いつつ、暗に稲田さんのルックスをフォローしている?
フジテレビアナウンサーの宮司愛海さんに後輩のしかり方が分からないと相談を受けたローランドさん。自身もかつていろんな指導者に会ってきたが、年齢を重ねると、しっかり怒ってくれる人の方が印象に残っているという。全部「いいよいいよ」と言う人の「YES」に価値はない。ダメなものはダメと指摘する人の「今日頑張ったね」に価値があるのだ。
1992年生まれのローランドさんだが、本書の数々の相談に対する切れ味鋭いコメントは、円熟味を感じられる。この困難な時代だからこそ、ブレることのない彼の言葉が響くのだろう。
もし今、悩みを抱えていて、なかなか決断できないでいるならば、ぜひこの本を開いて、ローランドさんの言葉に触れてほしい。勇気が出ない自分、一歩を踏み出せない自分を乗り越えるきっかけをもらえるはずだ。
(新刊JP編集部)
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