街で外国人を見かけることが当たり前になり、東京五輪はもうすぐそこ。
英語で道を尋ねられたり、切符の買い方を聞かれたりする可能性は誰にでもありますし、実際に聞かれたことがあるという人も少なくないはずです。そんな時、きちんと対応することができますか?
ある程度語彙力があり読み書きができても、しゃべるとなるとなかなか言葉が出てこないのが英語をはじめ外国語の難しいところ。「理解する」と「使いこなす」の間にはちょっとしたハードルがあるのです。
でも、英語を使いこなすためにはちょっとした知識とトレーニングがあればOK。
知識とは、英会話に必要な表現には「~したい(欲求・願望)」「~してくれますか?(依頼)」「~ですか?(疑問)」など、いくつかのシンプルな「型」があり、その数はさほど多くはないこと。トレーニングとは、その「型」を身に着けることです。
『すぐに使える英会話 超入門』(妻鳥千鶴子著、Jリサーチ出版刊)はこの型に沿って、適切なフレーズを身に着けられる一冊。たとえば海外旅行で使う機会が多い「~してくれますか?」という言い方。あなたはいくつ知っていますか?
「頭に"Please"をつければいいんでしょ?」と思った人は要注意!
「Please~」は丁寧にお願いしているように思えますが、命令文の一種です。まちがった言い方ではありませんが、相手によっては横柄に感じてしまうことも。もっとやわらかい表現を身につけたいところです。
・Would you ~?(「~してくれますか?」と言う時の基本中の基本)
・Could you ~?(Would you~?よりも丁寧な依頼。「~していただけますか?」)
・I would like him to~.(相手を指定したい時に使う表現「彼に~してほしいのです」)
・Would you mind ~ing ,please?(「~してくださいますか」というさらに丁寧な表現)
◇
こんな調子で、英語表現の型に沿ってフレーズを覚えていけば、外国人に突然話しかけられてもスムーズに対応できる実戦力が身につきますし、語彙力アップが英語の実力に結びつきやすくなるはず。
今は英会話が苦手でも、成長を実感できれば「もっと話したい!」となってくるはず。東京五輪までに、どこに出ても堂々と話せる英語力獲得を目指してみてはいかがでしょうか?
(新刊JP編集部)
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