デスクワークが多い昨今のビジネスパーソンにとって、筋肉のコリはもはや職業病といっても過言ではない。しかし、そのコリが身体の不調につながることもあるので、早めに対処したいところだ。
そこで取り上げたいのが、背中の筋肉をほぐす「背中ストレッチ」。
体幹ストレッチインストラクターの吉田佳代さんが考案したストレッチ方法で、幅広い層から注目を集めているという。
「背中の筋肉が硬くなると、心臓から送られてきた新鮮な血液を背中で停滞させてしまいます。血流が滞ると、老廃物や痛み物質が体にたまり、腰痛や肩こりの原因となります。肩甲骨まわりには大小あわせて18種類もの筋肉がありますが、普段なかなかこれらの筋肉を使いません。特にスマホやパソコンを使う機会が多い人は、手先だけ動かして背中はほとんど動かさないため要注意。私はこれまで約6万人の施術を行ってきましたが、心身に不調を抱えている方の多くが背中がガチガチ。それで考案したのがこの背中ストレッチなんです」(吉田さん)
この「背中ストレッチ」、時間をかけずにできるのでちょっとした休憩時間にリフレッシュとしてやることが可能だ。 吉田さんが医師の川本誠さんの監修のもとに執筆した『その不調、背中ストレッチが解決します。』(アスコム刊)から、2種類のストレッチ方法を紹介しよう。
【背中ストレッチのやり方】
<ダブルハンド壁押し>
1、壁のコーナーの正面に立つ。肩のラインより上にいかない位置に、両手を壁につける。
2、胸を突き出して体重を前にかける。その姿勢を10秒キープ。
※3回繰り返す。
<壁際アームローリング>
1、壁の横に立つ。気をつけの姿勢に。
2、壁側の手の甲を壁につけたまま、前まわしに腕を上げる。
3、頭の上まで来たら、手をひっくり返し、手のひらで壁を触る。
4、腕を伸ばしたまま、後ろまわしに腕を下げる。これで1周。
※10周繰り返す。
「背中ストレッチ」は単純な動きが多いので、「今までストレッチは長く続かなくて...」と言う人でも続けられるはず。そして、1回でも行うと、背中の筋肉がグーッと伸びているのを感じられるだろう。
吉田さんは14年前から筋肉や骨格について学び、整体、足つぼ療法、リンパマッサージなど20種類もの手技を身につけてきた。そして医師の助言を得ながら、全身の血流をアップさせる背中ストレッチにたどり着いた。
「背中の硬さは健康状態のバロメーター」と吉田さんはいう。
筋肉が硬くなると、血流が悪くなり、それが身体の不調の原因の一つになる。それを防ぐためにも、日々ケアをすることが大切だ。
この背中ストレッチ、1日たった3分だから、無理なく続けられる。床に寝転んだり、ひざをついたり、大げさな動きもない。ビジネスマンが空き時間に行うにはもってこい。気軽に実践して、快感を味わってほしい。
(新刊JP編集部)
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