「子どもの夜泣きがひどくてまったく眠れない」
「夜中に抱っこでユラユラした後に、布団に入れようすると目を覚ましてギャン泣き」
親にとって子どもの寝つきの悪さや夜泣きの悩みは深いもの。慢性的な睡眠不足で体力はもう限界...という人も多いはずですし、「夜が来るのが怖い」という人もいるはず。もしかすると、自分の苦労も知らずにギャンギャン泣くばかりの我が子がかわいく思えなくなりかけているという人もいるかもしれません。
■夜泣きの原因は大きく分けて2つ あなたの赤ちゃんはどっち?
『マンガでよくわかる 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド 0歳からのネンネトレーニング』(清水悦子著、たかはしみきイラスト、かんき出版刊)によると、赤ちゃんの夜泣きの原因は大きく分けて
・赤ちゃんの体内時計の乱れ
・寝かしつけの仕方
の二つ。
体内時計の乱れについては、「朝自然に目が覚めるまで寝かせずに7時までには起こす」「日中は明るく賑やかに、夜は暗く静かにする」など、まだ昼夜の区別がない赤ちゃんに生活リズムを作ってあげることで改善に向かうそう。
ただ、それでも夜泣きが収まらない場合、もしかしたら寝かしつけ方に問題があるのかもしれません。
■夜泣きを引き起こしやすい寝かしつけをしていませんか?
著者で夜泣き専門保育士として活動している清水悦子さんは、赤ちゃんの眠りについて「赤ちゃんには外敵への恐怖や不安という本能的な感覚が残っていて、"これなら確実に寝ても大丈夫だ"という安心感がないとすんなり寝てくれないのではないか」といいます。
ならば、赤ちゃんに安心感を与えるのがポイントなのですが、赤ちゃんはママが始めた寝かしつけ方を安心して眠るための条件として覚えます。
たとえば抱っこして寝かしつけていると、赤ちゃんはその状況を「寝ても大丈夫」という条件だと覚えてしまいます。すると、眠ったからといって布団に寝かせても、しばらくして目を覚ました赤ちゃんはお母さんの腕の中という「安心」がなくなっていることに不安を覚えて泣き出してしまうのです。
このように、ママに触れている状況で眠ることに慣れてしまっている赤ちゃんに対しては、もう一度寝かしつけの習慣を新しくつけることが有効。「布団でも安心して眠れるよ」ということを赤ちゃんに覚えてもらうために、起きているうちから布団の上で寝かせてみましょう。
最初は泣くはずですが、習慣化するまでの辛抱。泣くのを最小限にとどめるための方法も本書の中で紹介されています。
本書はママやパパ、また小倉優子さんやSHIHOさん、尾木ママさんなどから支持を受け「寝かしつけ育児書」の定番となっている『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド 0歳からのネンネトレーニング』のコミック版。これまで以上にわかりやすく赤ちゃんの気持ちとママがすべき対応を解説してくれます。コミック版は鈴木あきえさんも推薦。
赤ちゃんも自分もぐっすり眠れる環境づくりのために参考にしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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