自分が心から求めていることを見つけて、その方向に進めば人生は幸せなはず。
しかし、実際にこういう生き方をしている人はあまり多くないものです。もし日常に何かモヤモヤしたものを抱えながら生きていたり、思った通りに物事が進んでいないなら、人生の針路を方向転換することを考えたほうがいいかもしれません。
■人生で起きることはすべて必然だ
アメリカを拠点にスピリチュアルライフコーチとして活動する礒一明さんは、著書『魂の目的を知れば、人生はうまくいく』(ヒカルランド刊)で、「魂」からのインスピレーションに従う生き方についてつづっています。
私たちは、漫然と生まれてきたのではありません。
すべての人は目的と意図を持って必然で生まれてきているのです。(P2)
礒さんは、誰にでも「魂の目的」はあり、それを理解し、その目的に沿って人生を選択した人は必ずうまくいく、としています。
「魂の目的」という言葉は日本では馴染みのないものに思えますが、日本よりもずっとスピリチュアの概念が理解されているアメリカでは、多くの人が理解し、抵抗なく受け入れられる考え方なのだと言います。
■被害者意識が幸せを遠ざける
では、魂の目的とはどのように見つけていけばいいのでしょうか。
礒さんは、本書でそのための2つのステップを明かすと同時に、幸せを見つける人と遠ざけてしまう人の違いについてもつづっています。。
ステップ1:自分の身に起きるすべての出来事に偶然はないことを受け入れる。
理不尽な出来事や辛い出来事が自分の身に起きた時、ある人は「起きるべくして起きたこと」と捉え、ある人は「自分は運が悪かった」と自分を被害者だと考えます。
「自分は犠牲者だ」と考える心は、実は英語圏のスピリチュアルの世界では、幸せから一番離れてしまうマインド。どんなにつらい出来事でも、その経験によって自分は成長できると信じることが、自分の魂の目的を見つける第一歩なのです。
ステップ2:「この出来事は必然で、私がこの経験を選んだのだとしたら、この出来事から何を得ることができるだろう?」と自分に問いかける。
辛い経験を通して自分が成長できることを信じることができるようになったら、次は目の前の出来事から自分は何を学び、何を得られるだろうかと自問するステップです。
すごく腹の立つ出来事に直面しても、腹を立てるだけではただ嫌な気持ちになるだけです。でも、「これは怒りで自分を見失わないための訓練だったんだ」と思える人は、その件から学びを得ることができます。
自分の人生の真の目的に気づく人とは、自分に起きたこと全てから何かを得ようとする姿勢のある人なのかもしれませんね。
◇
「人生を変えるようなインスピレーションを受け取りやすい心の作り方」
「自分の魂の成長のさせ方」
などなど、本書では、スピリチュアルの本場ともいえるアメリカで多くの人の人生を好転させてきた礒さんが、本当の意味で幸福な人生を送るためのヒントを、スピリチュアルコーチとしての視点から授けてくれます。
自分の人生に対して「こんなはずではなかった」という気持ちが少しでもあるのなら、本来あるべき人生を手に入れるために役立ってくれるはずです。
(新刊JP編集部)
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