最近失敗続き、あんまりツイてなくて気分がなかなか乗らない…。でもなんとか元気を出さなくちゃ!と自分に無理をさせていませんか?
誰だって失敗するときはありますし、ネガティブになるときはあります。そんなとき、無理に自分の気持ちの状態を否定して「そんなことない!」と言い聞かせても、ただストレスになるだけではないでしょうか。
『心は1分で軽くなる!』(自由国民社刊)は、臨床心理カウンセラーの石野みどりさんがネガティブな気持ちの原因別に、心の持ちようを変えてくれる一言をくれる一冊です。ではどんな一言がつまっているのでしょうか?
■また衝動買いをしてしまい凹み気味
お金がないのに衝動買いをしてしまう。欲しいものがあったら買っちゃう。そして翌月のクレジットカードの明細を見て後悔…。
そんなときは容赦なくツッコミを入れてくれる友だちに、買い物に付き添ってくれるよう頼みましょう。「それ本当に必要なの?」という一言が、あなたを立ち止まらせてくれるかも。「怖いお目付役を連れて行く」、そうすれば大丈夫です。
■気が重くて何もしたくない
「どこも出かけたくない、誰にも会いたくない」。そんな日はあるものです。大事なのは「でも動かなきゃ」と思って動くのではなく、何もしないこと。
一日中何もしないでいると、脳がリセットされ、忙しいときには見えなかったものが見えてきます。そして、ちょっと外を出て歩いてみようかなという気分になり、それまでとは違った景色が見られるかもしれません。何もしないのは罪ではありません。「そういう日もあるさ。」と思いましょう。
■メイクをするのも面倒くさい
注意! 危険信号が潜んでいるかも? 外見を整える気力がなくなるというのは、うつの初期症状の一つです。鏡を覗いて、化粧をするのが嫌になる。外に出るのが面倒。歯を磨いたり風呂を入るのも億劫。こうなると相当ストレスにさらされているはず。
石野さんは「ゆっくり休んで心をいたわってください」とアドバイスしています。
■「もう死にたい!」と思うことがあります
「死にたい」と思う気持ちが湧くということは、相当追い詰められている証拠。信頼できる誰かに頼ることが大事です。あまりにもひどいときは専門病院やカウンセリングを受ける必要もあるでしょう。
ただ、「死にたい!」と思ったのが深夜だったとき、頼れる人が周囲にいなかったら、著者が知り合いから聞いた「激辛うどんをかっこむ」という方法を試してもいいかもしれません。赤色というエネルギーのある色、そして、体が熱に包まれる感覚。命綱として効果を発揮しそうです。死にたいと思ったら今すぐ、激辛うどんをかっこもう!
■他人に対する羨望が止まらない
「あの人は背も高いし、顔もきれい」「旦那さんは年収が高いし、幸せそう」。他人に対してうらやましい気持ちを持つのは誰も同じ。
でも、実はあなたが他人に羨望の気持ちを持つように、あなたも他人から羨望されているかもしれません。そう、あなたにとっては「当たり前」だけど、他の人から見れば「宝物」というものがあるのです。
まずは、自分の持っている宝物に気づく。大丈夫です、あなたは魅力の塊です。
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自分で強く思い込むよりも、誰かに言われたほうが、気持ちが軽くなる言葉ってありませんか? 『心は1分で軽くなる!』はそうした言葉がたくさん詰まっています。
仕事、恋人、家族、健康…さまざまなところから悩みが始まるもの。でも、一番大事なのは自分自身です。自分の心を守るためにも、参考にしてみて下さい。
(新刊JP編集部)
『心は1分で軽くなる!』(自由国民社刊)