心身の疲れを癒すツールとして、すっかり身近な存在となったアロマテラピー。ですが、いざアロマテラピーを試そうにも、精油の種類が多すぎて、つい「なんとなく、これが良さそう」とフィーリングだけで選んでしまうことはありませんか。
アロマテラピーを心から楽しみ、生活の一部として活用するには、どの種類がどんな効能を持つのかを知っておくのが賢い付き合い方。そこで今回は、精油が持っている効能と、目的別の選び方を紹介します。
■休息・快眠に最適な精油とは
たとえば眠りが浅いなら、ラベンダー、オレンジ・スイート、サンダルウッドなどの精油をティッシュに一滴たらしたものをベッドサイドに置くだけでも、じゅうぶん効果が見込めます。精油には、鎮静作用(=リラックス効果)があるためです。
それでもなかなか疲れがとれないときは、休日のお風呂の浸かり方にひと工夫を。サイプレス、スイートマージョラムなどの精油を湯船のなかに2~3滴たらしたうえで、じっくり全身浴・半身浴をすることで、たまった疲れをとることができます。
■イライラを落ち着かせたいときの精油の使い方
嫌なことがあって気持ちのイライラが静まらないという人には、グレープフルーツ、ベルガモット、イランイランといった精油がおすすめ。
ティッシュに精油を1~2滴たらしたり、ディフューザーを使って、精油の香りを拡散させると、心身のバランスを整えることができます。
『1週間で合格! U-CANのアロマテラピー検定1級・2級 速習テキスト&問題集 第2版』(中野智美著、U-CAN刊)では、肩こりや頭痛の予防、月経による不快感の軽減など、精油の持つパワーがまだまだ紹介されています。
また、「アロマは認知症予防にも役立つ」という学説もあります。
香りは鼻のなかの細い神経線維を介し、脳に伝わります。最終的には、記憶の処理や貯蔵を担う「海馬」、快・不快、恐怖などの情動反応を起こす「扁桃体」を含む大脳辺縁系を刺激するため、認知症にも効果が見込めるのだそうです。
また、こうした効果を狙うなら、朝にローズマリーカンファーとレモン、夜にラベンダーとオレンジ・スイートといった具合に、精油を組み合わせて使うことも推奨されています。
なお、本書はそのタイトル通り、アロマテラピー検定の試験に対応した内容となっており、アロマテラピーの歴史、関連する法律などについても解説されています。そしてこの資格、実は安めぐみさん、ソニンさん等の著名人が保有していることでも知られています。
これを機に、自分自身の健康はもちろん、周囲の大切な人の健康サポートのために、アロマについて勉強してみるのもいいかもしれません。
(新刊JP編集部)
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