2006年にタレントの加藤茶さんが、最近では大木凡人さんが発症したこともあり、注目を集めている病気が「大動脈解離」です。
5月20日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」によると、発症のピークは70代。ただし、若いからといって安心、というわけでもないようです。
この病気の怖いところは「ある日突然発症する」点。予防策としては「大動脈解離」を引き起こす「大動脈硬化」を防ぐことが指摘されています。では、「大動脈硬化」はいかに予防していけばいいのでしょうか。
■サバ、サケ、トマト…「水煮缶」が血管トラブルを防ぐ?
血管や血流のトラブルを防ぐためには、定期的な運動や十分な睡眠などに加えて、食生活の改善も重要です。
『血管を強くする「水煮缶」健康生活』(女子栄養大学栄養クリニック著、アスコム/刊)は、その一環として、サバ缶、サケ缶、トマト缶、大豆缶などの“水煮缶”をピックアップ。血管の力を高め、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの予防になる食材として、普段の食事に取り入れることを勧めています。
水煮缶の特性はなんといっても「ノンオイルで薄味」という点。そのため使うだけで減塩につながるというのが第一のポイントです。
さらに注目すべきは栄養や成分。
サバ缶には良質のタンパク質に加えて、血流をスムーズにするとされるEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドサヘキサエン酸)が多く含まれていますし、サケ缶には抗酸化作用が強く、悪玉コレステロールの酸化を抑制して血管のトラブルを防ぐ働きが期待できるアスタキサンチンが豊富。トマト缶も抗酸化作用の強いリコピンが多く含まれています。
自分の健康は自分で守る、という意味でも毎日の食事には気を使いたいところ。とはいえ、あまりお金はかけられないという人に安価で手にはいり、すでに火が通っているため調理が簡単な「水煮」は最適です。
本書には、そんな水煮を有効活用した食生活のポイントが紹介されていますので、血管や血液が気になる人は参考にしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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