家中が散らかっていて片づけをしようにも、どこから手をつけていいのか分からない…。これは片づけの際の「あるある」ネタです。
「片づけをすると運気が上がる」という言葉を聞いたことはありませんか? 確かに掃除をして家の中をきれいにすると、晴れ晴れとした気持ちになりますよね。
「誕生日占い」で知られるはづき虹映さんは、『すごい片づけ』(河出書房新社/刊)で、家の中の各部屋(各場所)はそれぞれ片づけをする意味や目的が異なり、それは数字をあてはめることによって分かりやすく説明できると説いています。
はづきさんは「1」から「9」の数字にはそれぞれ独自固有の意味があるといいます。家の中の各部屋にもそれぞれ、象徴する数字があり、その数字の意味を読み解くことによって、各部屋をどう片づければよいのか、わかるといいます。
【1】玄関
玄関はスタートを意味する「1」があてられています。プラス・マイナスどちらのエネルギーであっても、「玄関」を通じて出入りするもの。物理的に玄関が汚れていると、どうしてもその流れが滞ってしまい、住人そのものが家に入りにくく、出かけにくい状態になっています。逆に、玄関がきれいに整っていると、外に出かけるのが楽しくなり、その結果、社交性や実行力が上がっていきます。
【2】廊下・階段
「2」は受容や調和などを意味する癒しの数字。廊下や階段は部屋という空間をつなぐ場所ですから、もしモノが放置されていたら、家の中のエネルギー循環も分断されることになります。はづきさんは、廊下や階段を片づけることは、コミュニケーション能力のアップにつながるといいます。
【3】子ども部屋&ホビールーム
「3」は、「子ども」を意味する数字です。創造性や躍動感、エンターテインメントなどといったイメージが紐づけられ、「むしろ片づいていない状態がノーマル」だとはづきさんはいいます。もし、子どもに自分の部屋を与えるならば、小学校を卒業するくらいまでは待った方がいいとのこと。子どもが家庭内で孤立してしまう可能性があるので要注意だそうです。
【4】和室
四角を意味する「4」は和室。安定や継続、信頼などの意味を持ちます。和室が片づいていないと、家の中が不安定になり、家族の絆が揺らいでしまうこともあるそう。基本的にモノを置くことはNGですが、収納家具はアリ。その際は必ず家具の扉を閉めておきましょう。和室の乱れは家系の乱れや不調和につながります。
【5】リビング
「5」は人間そのものを意味し、自由や変化、つながり、コミュニケーションを象徴する数字です。まさにリビングは、その意味の通り、みんなが集まる場所。ただ、片づけをする際はその場所を誰が一番使うのかを念頭におかないとうまくいきません。他人の目を気にせず、その場を一番使う人(主にその家の主婦)が仕切って片づけることが重要です。
【6】キッチン
キッチンは「6」。母性や愛情、美しさといったイメージを象徴する数字です。食事を作り、家族の健康を左右する場所ということから、キッチンは「命を扱う神聖な場所」です。キッチンが片づかないのは、問題を自分ひとりで抱え込もうとする強い責任感や自己犠牲のあらわれですから、家族や友人などの第三者の力を借りて、不要なモノを処分しましょう。
【7】書斎
自立や完成、大人などを意味するのが「7」という数字が象徴する書斎。でも、書斎がある家自体が今は珍しいかもしれませんね。はづきさんは書斎に限らず、「その家の主がひとりになれる場所を持つこと」が大事だと述べ、それが家庭円満の秘訣につながるといいます。一人のスペースだから無理に片づける必要はありませんが、自分なりに居心地のよい状態に片づけるとよいでしょう。
【8】トイレ・バス・洗面
「8」は無限大を示す数字。ですから、豊かや繁栄、拡大するエネルギーなどを意味するそうです。そんな「8」はトイレやお風呂などの水回りの場所。そこが片づかない、汚れているという状態が続くと、豊かにはなれません。逆に言えば、人が背負っている罪や穢れを洗い流す場所が水回りですから、それらをきれいさっぱり水に流せると、豊かさが引き寄せられるということです。
【9】寝室
最後の数字「9」は「寝室」です。最後、完結、そして再生などを象徴します。まさに寝室は1日を終える場所、そして1日が始まる場所でもあります。1日をリセットする場所であり、生きるための希望や活力を与えてくれるところでもあるので、眠りを快適にするためにも片づけは必須。また、夫婦やカップルで寝室を使っている場合、セックスの状態が部屋の汚さと密接に関係するそう。寝室の乱れはセックスレスにつながる危険信号だそうです。
本書では各部屋の「片づけられない本当の理由」「隠された才能」「整える時のポイント」「運気をあげるときの魔法の言葉」などを、はづきさんが解説してくれています。
今、自分の家を思い返してみて「あそこは片づいていないな」という場所があったら、まずは本書の1から9の各部屋の解説とすり合わせてみてはいかがでしょうか。自分の人生のうまくいっていないところと合致するかもしれませんよ。
(新刊JP編集部)
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