普段からパソコンを使って仕事しているため、目に疲れを感じている人は多いはず。そのまま酷使をしていると頭痛につながるなど、毎日の生活に支障が出てくる可能性があります。
そこで知っておきたいのが、目のケア方法。
日本リバース院長の今野清志さんが中医学と西洋医学のエッセンスを融合して開発した“今野式視力回復法”では、目の疲れを和らげるマッサージをすることを勧めています。
今回は今野さんの著書『1分のマッサージで目がよくなる! 今野式視力回復アイ・スティック』(永岡書店/刊)から、そのマッサージ方法を一部、ご紹介しましょう。
■ツボをたたいて疲れと緊張をとる
ここで紹介するのは「タッピング法」です。
「タッピング法」とはトントンと皮膚を細かくたたくツボ押し的な刺激を与えるマッサージ法。モールス信号を打つように1秒に3回くらいのリズムでトントンとたたくのがコツです。また、皮膚が赤くなるほど強くたたくと、自律神経のバランスを崩して逆効果になるのでご注意を。
○「タッピング法」のやり方
刺激する時間の目安は、両目で1分間です。1秒に3回くらいのリズムでタッピングしましょう。手指で刺激する場合、親指以外の4本の指先を使って下さい。
(1)眉頭から眉毛の上に沿って、少しずつずらしながら眉尻に向かってタッピングします。これを5回繰り返しましょう。今野さんいわく、眉頭、眉山、眉尻には視力に効くツボがあるそうで、少し長めにたたくといいとのことです。
(2)目の下の眼窩(眼球が入っている頭蓋骨のくぼみ)に沿って、少しずつずらしながら、目尻に向かってタッピングします。こちらも5回繰り返します。眼窩の目頭、黒目の下、目尻にも視力に効くツボがあるそうです。
(3)こめかみから頭頂部まで、少しずつずらしながらタッピングしていきます。これも5回繰り返しましょう。頭部は広範囲をタッピングしてOKですが、頭頂部に強い刺激を与えないように、と今野さんは注意を促します。
この3つが「タッピング法」のマッサージです。本書では、「タッピング法」とともに他に目と脳の緊張をほぐす「シェイク法」、目への血流を促す「さすり法」がセットで紹介されていますが、3種類の刺激法の中で、この「タッピング法」は今野式視力回復法のメインとなるトレーニングなのだそうです。
『1分のマッサージで目がよくなる! 今野式視力回復アイ・スティック』には、マッサージ方法とともに、マッサージ専用の木製アイ・スティックが特別付録としてついてきます。
目が疲れているなと思ったときに、ツボを意識してちょっとタッピングしてみることで楽になるかもしれませんよ。
(新刊JP編集部)
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