カラダの不調にはいろいろな種類がありますが、便秘もそのひとつ。悩まされている人は野菜を大量に食べたり、水を多めに飲むようにしたりと、さまざまな改善方法を試している方も多いことでしょう。
なかでも、乳製品を摂るのは定番の改善方法ですが、実は乳製品の摂り過ぎが却って便秘を悪化させている可能性があるといわれていることは知っていますか?
『コミックエッセイ なぜこれでキレイになれるの?』(伊達友美・著、かねまつかなこ・マンガ/アスコム刊)によれば、著者の伊達さんは、管理栄養士としてこれまで5000人の栄養指導をしてきたなかで、乳製品を摂り過ぎている人は、なんらかのアレルギーをもっていることが多いことがわかったと書いています。
例えば、毎朝ヨーグルトを食べ、ランチにはチーズを使った食事やカフェオレを摂り、夜はクリーム系のパスタにヨーグルトムース……。普段こんな食生活をしている人が1週間の便秘になっているというケースもあるというのです。
そういった“摂り過ぎ”状態になっている場合、逆に乳製品を控えると体調がよくなる人もいると伊達さんは言います。もし、ヨーグルトをたくさん食べているのに一向に便秘が改善しないという人は、しばらく控えてみるのもいいかもしれません。そして、便秘を改善したいなら牛乳を豆乳に替えたり、漬物や味噌といった発酵食品をとるように」とアドバイスします。
この本では、ほかにも、こういった“勘違い”の食の常識がたくさん紹介されています。たとえばカロリーが高いからお肉を食べないようにしているとか、水を1日最低2リットルは飲むようにしているとか、「それが正しいんじゃなかったの?」と思うようなエピソードが掲載されています。ちなみにこれら2つは、ダイエットの観点からも、アンチエイジングの観点からも、老化につながることでもあるそうなので、気を付けたいところです。
もし、乳製品を摂ることにこだわりすぎて良い効果が出なければ、それは本末転倒。乳製品の摂取量や食生活を見直してみることも大事です。そのとき、本書の内容は参考になるはずです。
(新刊JP編集部)
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