俳優の仁科克基さんが、交際相手の矢吹春奈さんに浮気の現場を押さえられたという一件が少し前に話題となっていました。どんなに痛い目に遭っても浮気を繰り返す「ダメ男」っているんですよね(仁科さんがそうかはわかりませんが…)。
ところで、浮気がバレた男性は「自覚がない」「脇が甘い」「不誠実」などと言われます。
つまり、異性関係のだらしなさは、一般的に本人の性格に問題があるように思われているのですが、『コミックエッセイ 脳はなんで気持ちいいことをやめられないの?』(中野信子/原案、ユカクマ/画、アスコム/刊)によると、実はそうではないようです。
■「浮気しがちな男子」の特徴
本書の原案を担当した医学博士・脳科学者の中野信子さんいわく、“男性は遺伝的に「一人のパートナーに落ち着くタイプ」と「浮気しがちなタイプ」に約6:4の割合でわかれる”。つまり、「浮気性」というのは先天的な問題で、「浮気遺伝子」を持って生まれたのだとしています。
こういう人は“脳内麻薬”とも呼ばれる「ドーパミン」をより多く求める性質があり、もともと快楽に溺れやすい脳をしています。この「ドーパミン」を脳内に放出させるために、スリルを探す欲求が強く、一人の異性を愛するよりも多くの異性を求めてしまうのです。
このタイプの脳は、興奮やスリルを常に必要としているといえます。だから、いくら恋人が「落ち着かせよう」としても、かえって反発してしまうかもしれません。
■「浮気遺伝子」を持つ男性の見分け方
こんな男性と付き合ったり、結婚したりしたら、苦労するのは目に見えています。なんとか「浮気遺伝子」を持つ男性を見分けることはできないのでしょうか。
中野さんは、こういった男性の特徴として「テストステロン」という男性ホルモンの分泌が活発なことを挙げています。
「テストステロン」は、いわゆる「男らしさ」を作り出す働きがあるため、筋肉が発達していて痩せ型、仕事もバリバリとこなすなど、男性的で精力的な人はこのタイプだといえます。
■もし彼氏や夫が「浮気男」だったら…
では、すでに「浮気遺伝子」を持つ男性と付き合っていたり、結婚していたら、ひたすら浮気に耐えるか、別れるしかないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。前述の通り「浮気遺伝子」を持つ男性の脳は性欲に支配されているというよりは、常に刺激を求めているといえます。だとしたら、恋人や妻自身が彼に対して刺激を与え続ければいいのです。
普段はしないようなコスプレをしたり、いつもとは違う言葉をかけること、また彼より夢中になる趣味やちょっとした秘密を持つことは、彼の気持ちをあなたに惹きつけておくために効果的です。
この手の男性は、とにかくマンネリ化を嫌う、ということは心得ておきましょう。
今回は「浮気」を取り上げましたが、本書は「悪いとわかっているのにどうしてもやめられない」さまざまなことを、脳科学の観点から解説し、対策を教えてくれます。
「間食がどうしてもやめられない」「物事がどうしてもつづかない」などなど、あなたの困り事を、本書はすっきり解決してくれるはずです。
(新刊JP編集部)
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