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どれくらい日本を知っている? 挑戦!ユニークな“神社検定”

 「お稲荷様」「八幡様」「天神様」など身近にある「神社」だが、果たして私たちは、神社や神道についてどのくらい理解しているのだろうか?

 日本の歴史や文化に深いかかわりを持つ神社・神道について腕試しができるのが「神社検定」(神社本庁 監修)だ。正式には「神道文化検定」という。神社本庁とは全国約八万の神社を包括する組織。「神社検定」は、神社が好きな人、日本文化をもっと知りたい人のための検定だ。昨年は、20年ぶりの伊勢神宮の「神宮式年遷宮」、60年ぶりの出雲大社の「平成の大遷宮」が行われ、参拝者の人数がうなぎ上りで神社への関心もますます高まっている中、「神社検定」は2012年に第1回が開催され、今年で3回目を迎える。

 昨年は全国から6000人以上の申し込みがあり、3級は合格率70%を超えているが、今年の開催からこれまでの「3級」と「2級」に加え、「1級」が新設される。この「1級」は「2級」の合格者のみが受験できる「神社検定」で最も難易度の高い試験となる。

 この記事で「神社検定」に興味を持った人は、まず3級試験にトライすることをおすすめしたい。各種公式テキスト(1~6)は、扶桑社から刊行されている。
 
 では、ここで「腕試し」ということで、第1回(2012年開催)、第2回(2013年開催)の検定から3問ほど出題しよう。

問1:2月11日の建国記念の日に執り行われるお祭りです。神武天皇の建国の偉業を仰ぎ、国を愛する心を新たにし、皇室の永遠と国家の発展を全国の神社で祈るお祭りとは何でしょうか。
(1)紀元祭(2)歳旦祭(3)元始祭(4)天長祭
『第1回 神社検定 問題と解説』(扶桑社刊)より

問2:本殿を有しない神社の原初的形態を残している神社を以下から選んでください。
(1)伊弉諾神宮(2)北海道神宮(3)出雲大社(4)大神神社
『第2回 神社検定 問題と解説』(扶桑社刊)より

問3:『古事記』についての以下の文章で間違っているものを選んでください。
(1)すべてが漢字を用いて書かれている
(2)神代から天武天皇のことまでが書かれている
(3)元明天皇の命により太安万侶が撰録した
(4)上巻には年代の表記がない
『第2回 神社検定 問題と解説』(扶桑社刊)より

 では、答え合わせをしていこう。

問1・・・正解は(1)
問2・・・正解は(4)
問3・・・正解は(2)

 ここで出題した3問のうち、問1と問2は「3級」で出題されたもので、問3は「2級」で出されたものだ。去年までの問題を見ると、「3級」は神社や神話などのあくまで基本的な知識を問う傾向が見え、「2級」は「3級」よりも少し深く突っ込んだ問題が出てくるという印象だ。
 今年の出題テーマは、3級が「祭りと神社の基礎」、2級が「遷宮と神社の歴史」と発表され、1級含め出題テキストも指定されているので、過去問を参照しながら戦略的な勉強も可能だ。

 今年の「神社検定」は6月29日に全国50会場以上の場所で開催される予定。自分はどのくらい日本文化を理解しているのか、挑戦してみる価値はある。「神社検定」の申し込み方法や試験会場、受検料などの詳細はオフィシャルホームページにて( http://www.jinjakentei.jp/ )。
(新刊JP編集部)

■神社検定オフィシャルホームページ
http://www.jinjakentei.jp/

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