毎日同じ人と顔を合わせて、同じことをして、同じように一日が終わり、「今日も何もできなかった」と後悔する…そんな毎日を送りたい人はいないはずです。
新鮮で、充実感に溢れ、明るく元気に毎日を過ごすためには、自分の殻に引きこもるのではなく、たくさんの人と仲良くなったり、常に新しい挑戦ができる環境をつくることが必要。その上で大切なのがコミュニケーションですが、上手くコミュニケーションできたら苦労はしませんよね。
ここではそんな人たちのために、「人と話すことが大好き」だという“インド人”にその方法を聞いてみましょう。
インド・ニューデリー出身、日本で実業家として活躍しているサチン・チョードリーさんは『会話はインド人に学べ!』(フォレスト出版/刊)で、ビジネスでもプライベートでも活用できる“インド流”コミュニケーション術を明かしています。
ここでは、本書の中から、知らない人、苦手な人とも仲良くなれる3つのコツをご紹介しましょう。
■ポジティブなエネルギーを発散して相手をほめよう
後ろ向きでネガティブなことばかり言う人と前向きでポジティブに生きている人がいたら、周りに人が集まってくるのはポジティブに生きている人でしょう。
ポジティブなエネルギーは人を引き寄せます。そして、そのエネルギーに引き寄せられた人たちは同じようにポジティブな気持ちになり、さらに他の人にもポジティブが伝わっていきます。
ポジティブなエネルギーを生み出す方法としては、相手をほめることが有効。ほめることによって人は成長するのです。最近、誰かをほめていないという方は、ポジティブオーラが欠けているかも?
■思い込みの壁を取り払おう
嫌いな人や苦手な人が近くにいると、それだけで気分が上がらない人は多いはず。さらに、その相手からも苦手意識を持たれているような素振りを見せられることも…。
実はその原因はあなたにあるかも知れません。自分が相手を苦手だと思っていると、あなたもその人から苦手意識を持たれていたというのはよく聞く話です。
そうならないために、まずはあなたが相手を好きになることが大事なのです。思い込みの壁を取り払って相手に興味を持ち、いいところを探してほめたり、相手のニーズを理解するように心がけましょう。
そうすれば苦手だった人とも、良いリレーションが築けるかもしれませんよ。
■「新しいものや人を拒絶する壁」を壊そう
新しいものや人との出会いは、時として、とてもストレスになります。しかし、そのストレスを乗り越えた先に大きな成長が待っていることも事実です。新しい人と仲良くなれば、そこから新しい人脈が広がり、新しい世界に踏み出すことができるかもしれません。
そのときに、チョードリーさんのアドバイスでぜひ実践しておきたいのが、「グッドコミュニケーターの友人を増やす」ということ。
会話の上手な人と友達になり、その人から会話を学び、実践することで、コミュニケーション力が上達します。そのコミュニケーション力があなたを新しい世界に連れて行ってくれるのです。
チョードリーさんによれば、インドは多民族国家のため何をするにも交渉事が必要で、日本のように「あうんの呼吸」で理解しあえることはほとんどないそうです。だからこそ、日本人の「黙る」ことを美徳とする文化を評価する上で、「もったいないな」と思うこともあると言います。
確かに私たちは、言いたいことがあっても相手の気持ちを推し量って言わないままにしてしまうということがあります。それが新しい人との出会いや、チャンスを逃していると考えれば、確かに「もったいない」ことですよね。
毎日明るく元気よく生活するために、まずはコミュニケーションを変えてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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