昨今、深刻となっている韓国との領土問題。
そんななかで目にすることが多くなったのが、韓国による「パクリ」問題だ。日本文化にはじまり、韓国はあらゆる国の文化を「韓国起源」であると主張しているのである。
そんな韓国の“ウソ”を暴き、日本人は正しい歴史認識を持つべきであると主張するのが『日本人が知っておくべき 嘘つき韓国の正体』(SAPIO編集部/編、小学館/刊)だ。
ここでは本書から、韓国の「パクリ」問題について取り上げたい。
■韓国がまい進する「ウリジナル」思想
ハングルでは「我々」を「ウリ」と呼ぶことから、他国の文化を「韓国発祥」としてしまう主張はネット上では「ウリジナル」と揶揄されている。
この「ウリジナル」は枚挙にいとまがない。「漢字は韓国発祥」「イタリアのピザはマルコ・ポーロが韓国から盗んだ」など、あまりにも事実とは異なる韓国の主張に辟易している人も多いのではないだろうか。
だが、これらの「ウリジナル」思想を虚言・妄言と笑ってばかりはいられない。
韓国はロビー活動をはじめ、国際的・組織的プロパガンダが非常に「上手」な国。「嘘」がいつの間にか「真実」であると世界に認識されるのではないかという怖さは拭えない。
■空手、剣道、生け花……日本文化は韓国発祥!?
韓国がもっとも「ウリジナル」思想を発揮しているのが、日本文化だ。
空手、剣道、生け花、折り紙、相撲、歌舞伎、秋田犬……。日本の伝統文化を次々と「韓国発祥」と主張している。
例えば剣道では、『剣道の起源は日本ではなく韓国である』という記述がインターネット上などで目立つようになってから、それに関する問い合わせが増えたことを全日本剣道連盟の福本修二が明かしている。
韓国にはコムドという剣道と似たスポーツが存在する。剣道具やルールに共通点があるので混同されがちだが、実際のところ剣道とコムドはまったく別物だ。
剣道のアイデンティティともいえるのが、武士の文化から生まれた「侍の精神性」。コムドにはこのような精神性を重んずる側面は見られず、単なるスポーツとして捉えられているという。
本来、「文化の価値」とは優劣を競うことでも、ましてや起源を競うことでもない。一見「文化を乗っ取られるのでは」という危惧を抱きたくなる韓国の「ウリジナル」思想。だが、文化を作り上げた思想や精神性は一朝一夕に出来上がるものではない。
「ウリジナル」騒動は、私たち日本人自身が改めて日本の伝統文化の真髄を学ぶ契機といえるかもしれない。
(新刊JP編集部)
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