旅先で出会ったすばらしい光景や、何気ない日常の風景を絵で表せたり、短時間でササッと友達の似顔絵が書けたり、絵心がある人って憧れますよね。
ただ、結論をいうと絵に「絵心」、つまり才能は必要ありません。
『読むだけで絵がうまくなる本』(山田雅夫/著、自由国民社/刊)を読むと、絵というものは理屈や論理で上達できることがわかります。
はじめに用意する道具は、著者いわくスケッチ用紙とインクペン一本だけでOK。遠近法の作図のために定規があるとベターです。
では、さっそくはがきサイズのスケッチを15分で描くことから始めましょう。レッツトライ!
■描く対象を絞る
絵を描く際、一番はじめにすることは「対象を絞る」こと。
初心者は見たままを描こうとしてしまいがちですが、人間の視野は広いので、見たままを描こうとすると、対象が多くなりすぎてしまいます。
対象を絞るためにも、中心になるものを見つけ、それを中心に構図を決めましょう。描くものを一つに絞るだけで、絵はぐっと描きやすくなりますよ。
■黄金比率で構図をきめる
描く対象を絞ったら、次は「構図」です。用紙のどの位置に対象を置くかを決めましょう。
構図を決める際に重要なのが立つ位置。1メートル違うだけで絵の出来栄えはまったく違ったものになります。
オススメなのが、黄金比率を使う方法(黄金比率の2乗、3乗もあわせて活用します)。
黄金比率 = 1:1.6
黄金比率の2乗 = 1:2.6
黄金比率の3乗 = 1:4.2
これらの構図を使うことで絵がダイナミックに見えるのです。
■あらゆるものは○△□で描ける
著者の山田さんは、あらゆるものは○、△、□の3つの形で描くことができるといいます。
建物や橋などの人工物は○、△、□の3つの組み合わせで描けますし、樹木や岩や山など、人工物でないものは○の変化版(だ円や曲線の組み合わせ)で描くことができるのです。
ポイントは、○、△、□の合わせ技を使うこと。例えば、5角形のものを描く際に、「△と□の組み合わせ」と捉えることが出来れば、絵はずっと描きやすくなります。
いかがでしたか?
一見難しそうに思える絵も、ちょっとしたコツを押さえるだけでサマになって見えるもの。本書『読むだけで絵がうまくなる本』では、上記以外にも、絵がうまくなる方法を多数紹介していますので、憧れの「絵心のある人」になるために活用してみてください。
(新刊JP編集部)
関連記事
・
日本で初めての“野外音楽フェスティバル”・
音痴でも大丈夫 カラオケで高得点出すためのボイトレ法・
タイプ別“声の悩み”その特徴と改善法・
女性をときめかせる男のしぐさ・行動3つ知っているだけでサマになる! 即効で絵がうまくなる方法