自分の夢をかなえたい。多くの人に影響を与える存在になりたい。そう思う人は少なくないはずです。そして、そういった人間になるためのスキルや方法を教える本がたくさん出ています。
しかし、それでも多くの人は成功したとは言いがたい毎日を送っています。それはどうしてなのでしょうか。
『秒速で10億円稼ぐありえない成功のカラクリ』(与沢翼/著、ソフトバンククリエイティブ/刊)では、成功者がどのようなマインドを持っているのかが明かされています。
ここでは、成功できない人がこだわってしまう考え方や行動を3つ、ピックアップしてご紹介します。
■「給料こそが自分の価値だ」
私たちは、労働の対価として給料をもらっています。だから、自分の仕事の価値は給料によって決まると考えるのは、ごく自然なこと。給料が上がればもちろん嬉しいはずです。
しかし、世の中の富の99%は、全世界の人口のわずか7%で分け合っており、本当の成功者になるには、その7%の仲間に入らなければいけません。例えば、「月給70万円」といわれて嬉しくない人はほとんどいないはずですが、それでも7%に入ることは不可能です。成功するためには、自分の所得がいかに少ないかということを認識し、お金に対する意識改革をすることが必要不可欠です。「自分の月給はいくらだから」といって小さな 世界で競っていては、成功は遠のくばかりです。
■「いかなるときでも『お金稼ぐこと』よりも『好きなことをやる』ほうが大事だ」
「やりたいことをやる」ということは、充実した人生を送るために必要なことです。だからお金よりもやりたいことを優先したいという人も多いでしょう。しかし、「二兎を追う者は一兎をも得ず」というように、どちらも中途半端なまま終わってしまうことがほとんどです。
好きなことを一時的に我慢して、お金を稼ぐことに重点を置き、ある程度経済的基盤が確立できたら、今度は「好きなこと」にシフトをする。
やりたいことをするためには経済的基盤が必要です。だからこそ、まずは「やりたいことをやる」よりも「お金を稼ぐこと」が大切なのです。
■「自分の失敗は振り返らない」
ポジティブなことは良いことですが、自分の失敗を振り返らないとなると話は別です。
失敗するには相応の理由があります。その部分を認識し、同じ間違いを繰り返さないようにすれば、同じ轍を踏むことは少なくなります。過去の自分の経験から120%学び、過去の失敗の逆を行く。自分の失敗を直視することは、意外と難しいものですが、自分の体験を生かさずして成功はないはずです。
私たちは今の生活の中で培われた価値観に基づいて、お金について考えます。しかし、本書で与沢さんが言っていることは、「お金に対する意識を変えろ」ということです。
こびりついた価値観から抜け出すことはとても難しいですが、常日頃から本書の内容を意識することで、お金に支配されない豊かな人生を築けることができるようになっていくはず。何か一つでも引っかかるものがあれば、実践してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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