仕事の成功。それは男性にとってのステータスであり、人生の成功ともいえるものです。しかし、成功した男性の裏には、たくさんの成功できなかった男性、結果を出すことができなかった男性がいます。
そんな両者の差はどこにあるのでしょうか?
『なぜあの男は空気で人を動かせるのか 昼も夜も結果を出す男の習慣』(阪急コミュニケーションズ/刊)の著者で、銀座のクラブのホステス、外資IT企業のセールスの経験を通して、新宿・歌舞伎町でキャバクラオーナーになった内野彩華さんは、たくさんの男性と接するなかで、結果を出す男性とそうでない男性には、考え方や習慣に大きな違いがあることを見抜いてきました。
新刊JPでは、そんな内野さんにインタビューを敢行。内野さんは本当のお金持ちを判断するには「身なりでもないし、雰囲気でも、ましてやオーラでもありません。」と語る。その真意とは?
(新刊JP編集部)
◇ ◇ ◇
―よくお金持ち特有のオーラがあると聞きますが、それは一体なんなのでしょうか。
「お金持ちのオーラは、無口でぱっとしません。必要ならば、その場を盛り上げたり、緊急事態には、テキパキ動き、いざとなったら絶対譲りません。普段は周りの人を気遣い、目立たないようにしています。」
―本書の中には「オーラは自信でできている」という項目がありますが、お金を持っているかどうかではなく、自信があるかどうかというのがオーラの差につながるということをおっしゃっていますね。
「こんな言葉があります。
『お金儲けのうまい人は、無一文になっても、自分自身という財産を持っている。by アラン』
少しずつ成功体験を積み上げていき、幾多のピンチを乗り越えてきた人は、根拠もないのに『なんとかなる』と思い込んでいます。そして、本当に『なんとかする』んです。この根拠のない自信がオーラなのです。」
―仕事で結果を残せることと、キャバクラ嬢から好かれることに相関関係はあると思いますか?
「あります。ビジネスでうまくいくためには、敵をつくらないことが必須です。そのため、自分の人生に関係なさそうだと思うキャバ嬢であっても、最低限、卒なく対応します。」
―確かに、人間性が原因で成功できないという話は聞きますね。
「成功できたかどうかは、死ぬときにはじめて判断できるものです。それまでに、どんなに商才があっても、足元をすくわれる可能性もありますし、昨日まで築いてきたスキルが、一瞬にして価値がなくなる可能性もあります。
昨日までお世話してた人にお世話されるようになったり、昨日までまったく人生に無関係だった人と一緒に仕事するようにすることもあります。そういうことをよく知っている人は、どんな人にも平等に接します。」
―それは、時には八方美人だと思われるということはないんでしょうか。
「結果を出す人というのは、二種類の付き合い方ができます。
・広く浅い人
・狭く深い人
どちらの付き合いもこなせる人は、狭く深い人には、「あなたは特別」と思わせることができるので、八方美人と思われることはありません。」
―逆に「この人は嫌だ」と思う男ってどんな男ですか?
「人によって態度がコロコロ変わる人は嫌いです。自分より上だと思うとヘコヘコし、自分より下だと思うと横柄になる人。上とか下という人の意味がわかりません。」
―成功する人ってずばり、どんな人ですか?
「好きなことをしている人。そういう人のところに人が集まってきます。イヤイヤやるなら、やらないほうがいいですね。」
―本書の第3章では「結果を出す人のお金の使い方」について書かれています。特に「おごる・おごられる」の部分が印象深かったのですが、内野さんから見て、良い「おごる・おごられるの関係」を教えていただけますか?
「おごる方に、おごる理由があり、おごられる方は、その理由にこたえられる関係です。『今日はおごるから、次回は相手』『○○でお世話になったからおごる』など、おごる人とおごられる人がフェアな関係がいいですね。」
―本書をどのような方に読んでほしいとお考えでしょうか。
「『これから出世したい人、起業したい人』『野心の強い男』『男みたいな女』に読んでほしいです。」
―では、このインタビューの読者にメッセージをお願いします。
「私自身、これまでひどいコンプレックスを抱えていました。コンプレックスがひどすぎて、解消された今でも、そのころを思い出して夢でうなされることがあります。でも、それが私の原動力です。人生には、嫌なことも、理不尽なことも、くやしいときもありますが、それが強ければ強いほど、パワーに変わります。お互いがんばりましょう。」
―どうもありがとうございました。
(了)
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