細身だった若い頃の姿は遠い昔…。肉中心の食生活を続けていた夫婦は、2人合わせて45キロの激太り。夫のマックス時の体重は178センチでなんと96キロにまで達してしまいます。さらに、40代も後半になると代謝が悪くなって疲れやすい身体に変化していき、ダイエットをする気も全く起きない…という最悪の状況に。
そんな夫婦の窮地を救ってくれたのが、「ローフード」と「リビングフード」という考え方との出会いでした。
『すりおろしキュウリ ダイエット』(藤下みなこ、鶴見隆史/著、扶桑社/刊)では、“2人で45キロの激太り”から、ダイエットと体質改善を一気に成功させた藤下みなこさんが、そのダイエット方法を公開した一冊です。
■「ローフード」と「リビングフード」で酵素を摂り入れよう!
2人が食生活を変えるきっかけとなったのが、「ローフード」と「リビングフード」との出会いでした。
「ローフード」とは生の食べ物を食べることを主眼におく食事法。
そして、「リビングフード」は生きた酵素や、発酵食品に含まれる生きた菌を摂ることを重要視する食事法です。
「酵素」には消化酵素と代謝酵素の2つがあり、生きていく上で欠かすことはできないものです。酵素は人間の体内でも作ることができるのですが、作れる量が限られています。だから暴飲暴食を続けていると、消化ばかりに酵素が使われ、代謝酵素が減っていってしまい、結果、体重が増えてしまうことになるのです。
■「すりおろしキュウリ」は効果抜群
足りない分の酵素は食べ物を通して摂取しなくてはいけないのですが、覚えておきたいのが、酵素は熱に弱く、摂氏48度を境目にほとんど働かなくなってしまうということ。だからこそ、生野菜の力が際立つのです。
藤下さんが特に勧めているのが「すりおろしキュウリ」。
キュウリといえば、成分のほとんどが水分で、栄養素があまりないこととして知られていますが、「ホスホリパーゼ」という脂肪分解酵素が含まれているといいます。さらに、酵素はすりおろすことで活発に動くので、メタボな体にはピッタリ。
藤下さんは、夜の食事には必ず「すりおろしキュウリ」を出して、どんな料理にもトッピングとして加えているそうです。
こうした食生活を続けた結果、夫の体重は10キロ、半年で22キロの減量に成功。健康診断でもいたって健康と言われたそうです。
■長続きするために、たまにはハメを外す
ダイエットを始めた頃は一切外食しなかったという藤下さん夫妻。しかし、節制ばかりしていてはストレスが溜まります。そこで、時には焼き肉やレストランなどで外食をしたり、お酒を飲んだりすることもあるそうです。もちろん、そういう場でもサラダは外せません。
藤下さんが、自分たちがダイエットを成功した理由について、普通の食事をベースにしながら生野菜を取り入れたのが秘訣ではないかと分析しています。いきなり変えるのではなく、普段の食事を少しだけ変える。確かにその方が長続きしそうですよね。
本書では藤下さん夫婦が実践してきたダイエットを、酵素栄養学の第一人者である鶴見隆史さんが解説を加える形で紹介していきます。藤下さん夫妻は、この食生活をはじめて一週間も経たないうちに効果を実感したそうです。
生野菜を食べると、代謝が良くなるほか、食物繊維も摂取できることが多いので、美肌や体臭予防、便秘解消などにも効果が出てくるといます。
今年の夏はいきなりの猛暑で始まりましたから、しっかりと食べながら夏バテせずに、健康的に痩せたいもの。まずは、藤下さんイチオシの「すりおろしキュウリ」から試してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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