どんなに仲の良かったカップルも、結婚して数年経つと、互いの心が離れてしまったり、愛情が冷えてしまったりと、恋人同士だった時と同じようにはいきません。
もちろん、そうなる理由はそれぞれの夫婦によって違うはずですが、こと女性(奥さん)に関しては、夫である男性が決定的に嫌がる行動を取ってしまっていることがあるようです。
今回は『50年後も愛され妻でいられる方法 この人と結婚してよかったと心から思える本』(金田秀子/著、つた書房/刊)から、夫の愛が逃げていく妻の行動を紹介します。
■お小遣いを渡す時に…
結婚することによって生まれる変化の中でも大きなものの一つが「お金」です。
多くの夫婦は家計を一つにまとめて、毎月一定の額を夫に渡す「お小遣い制」を採っているかと思いますが、毎月旦那さんにお小遣いを渡す時に「大事に使ってね」などと言ってはいませんか?
奥さんの方は、お金は大切なものだから、という軽い気持ちから言ってしまうこのセリフですが、旦那さんはこの言葉から「あなたはお金の使い方が下手だから」というメッセージを読み取って、自分が子供扱いされているような気持ちになることがあります。
お金の問題に限らず、行動を制限したり、コントロールするような言い方をすると、旦那さんは自分が大人として扱われず、信用されていないと感じてしまうため、避けた方がよさそうです。
■不満を感じたら、その場で文句を言ってしまう
例えば、夕方、食事の準備をしている時に、旦那さんから「今日は飲みに誘われたから帰りが遅くなる」とメールが入ったとします。
夕方になってから言われても、もう食事を作ってしまっていますから、奥さんは当然不満ですよね。挙句の果てに、深夜になってようやく、酔っぱらって上機嫌の旦那さんが悪びれもせず帰ってきたら、「こんなに遅くまでどこで何してたの!」と怒鳴ってしまう奥さんは少なくないはずです。
もちろん、不満があったら我慢せず、夫婦で話し合うことは大事なことです。しかし、不満をぶつけるのには、適したタイミングとそうでないタイミングがあることも忘れてはいけません。
いい気分で帰ってきたのに、いきなり怒鳴り散らされた旦那さんは、せっかくの楽しい気持ちが台無し。これでは、人の話を素直に聞く気持ちにはなれませんよね。
■ケータイチェックは絶対NG
これは夫婦に限ったことではなく、全てのカップルに言えることですが、相手の目を盗んで携帯電話をチェックするのはNG。
長く一緒にいれば、相手の様子が変だったり、不審だったりすることもあります。しかし、だからといって携帯を調べたところで何も解決しません。
怪しいメールや着信履歴がなかったら、今度はカバンや財布の中を調べたくなるでしょうし、反対に怪しいメールや着信履歴を見つけたとしても、事情も聞かずに問い詰めたら相手からの信頼を失い、心は離れて行ってしまうでしょう。
たとえ相手の浮気を疑っていても、携帯電話をこっそりのぞくのはマナー違反。それよりも、日頃からコミュニケーションを取って、相手のことを理解しておく方が有効だといえます。
本書には、いつまでも夫に愛される妻であるために必要な考え方や行動、やってはいけないことなどが、カウンセラーの視点から綴られています。
結婚当初と比べると会話が減ってしまった、夫の浮気を疑っている、夫が最近冷たい、という悩みを抱えているなら、まずは相手のことよりも日ごろの自分の行動を振り返ってみるべきかもしれません。
(新刊JP編集部)
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