世間では安倍晋三総理大臣による経済政策「アベノミクス」が大きくクローズアップされています。その効果の一つが「円安」で、自動車をはじめとした輸出産業で経営が改善されてきていると言われています。
そんな中で活気づいてきているのが、インターネットを使った個人による「輸出」ビジネスです。中でも、ネットビジネス歴12年以上の山村敦さんが注目しているのが、「アマゾン輸出」。世界最大の通販サイト「アマゾン」の米国サイトを利用して輸出ビジネスを行うというものです。
山村さんが執筆した『「Amazon輸出」入門』(日本実業出版社/刊)によると、以下のようなメリットがあるといいます。
■在宅でできる
日本では入手しやすくても、海外では入手しにくい品物がありますが、このネットビジネスはそうしたものを仕入れて、アマゾン米国で出品するというビジネスです。なので、在宅ででき、大きな倉庫も必要ありません。
■ライバルが少ない
こうしたモデルのビジネスでいえば、オークションサイト「eBay輸出」がポピュラーですが、ライバルが多いというのも事実。山村さんはライバルがまだ少ない点はメリットだとしています。しかし、「アマゾン輸出」は。アマゾンが許可した商品しか出荷できないというデメリットもあるようです。
■英語がしゃべれなくてもいい
「アマゾン輸出」はアメリカのアマゾンを使います。そのため、あちら側のシステムを使うときには全て説明が英語です。ただ、それは説明のための英語であり、ウェブの翻訳システムを使うなどすればクリアできます。
■顧客との直接的なやりとりはほとんどない
アマゾンは出品主と顧客が直接コミュニケーションを取ることを制限しています。なので、顧客とコミュニケーションを取らなければいけない場面はほとんどないそうです。ただし、商品の説明文は英語なので、それは気を付けてください。
意外とメリットがある「アマゾン輸出」によるネットビジネスですが、登録方法や銀行口座はどうすればいいのか、海外でどのような日本の商品が人気を集めているのか、また店舗名はどうするのかなどの壁もあるほか、為替レートの動きを把握していないと思わぬ損をしてしまうことになる可能性もあります。
『「Amazon輸出」入門』ではアマゾン輸出の基本的な部分から教えてくれる一冊です。これからスタンダードになりそうなネットビジネスですから、注目していてもいいのかも知れません。
(新刊JP編集部)
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