恋愛や仕事での商談など、自分の目の前にいる相手の本心が知りたいと思う場面は多々あります。
そんな時、私たちは相手の言葉やしぐさの端々からそれを探ろうとするものですが、それ以外にも相手の気持ちを知るためのヒントを与えてくれるものがあります。
それは「色」です。
『色づかいで人を見抜く カラー読心術』(こう書房/刊)の著者・河野万里子さんは、色には万人に共通するメッセージが含まれており、バッグやネクタイ、靴など、相手が持っている物の「色」を見ることで、相手の性質や価値観がわかるとしています。
では、どんな色が相手のどのような気持ちを表すのでしょうか。本書のなかからいくつか紹介します。
■絶対に謝らない、人の意見を聞かない「黒」
いつ見ても黒い服、黒い靴を身につけている人って、たまにいますよね。
着るものや持ち物に「黒」が多い人は、人の意見に振り回されない強さを持っていることが多いもの。また、口数は多くないものの、どこか相手を圧倒するような雰囲気を持っている人もいます。これらは長所といってもいい性質ですが、裏返すと「自信過剰」「自尊心が強く近寄りがたい」「強情」といった要素も垣間見えます。
彼らを相手にするときは、恋愛でも仕事でもプライドを尊重し、命令して動かそうとしないことが重要だといえます。
■女王様・オレ様の「赤」
女性なら赤い鞄を愛用していたり、真っ赤なネイル・リップを塗っている人。男性なら名刺入れや携帯電話などの小物に「赤」が見え隠れしている人。河野さんによると、こういった人には少なからず「女王様」「オレ様」の気質があるようです。
持ち物に「赤」が多い人の特徴は「目立ちたがり」「負けず嫌い」「行動力がある」など。反面、慎重さに欠け、イライラしがちなところもあり、周りの人を疲れさせてしまうこともあります。彼らを敵に回すと派手な争いごとになる可能性も心得ておいた方がよさそうです。
■社会常識とは無縁の不思議ちゃん「紫」
たとえば、服装を考える時、「紫」というのは合わせ方が難しい色だといえます。この色を使っている人は、それだけで個性的なイメージがありますよね。もちろん、当人もそれをわかっていて、「紫」を好む人には、他人と違っていることに価値を見出す人が多くいます。
こういった人の性質はどこかミステリアスでこだわりが強く、物質よりも精神性を重視する傾向があります。それは裏を返すと協調性に乏しく、効率性を考えないということにもなるため、一緒に仕事をする時は注意が必要。彼らの対応に困ったら、完全に距離を置くか、具体的なところまで問題を提示して返事を迫る、といった対応が有効になると河野さんは言います。
本書には、基本となる13種類の色ごとに、その色を好む人の性質や考え方が解説されています。
気をつけて見てみると、言動以上に多くのことを物語るのが「色」。各色の性質と特性を押さえておけば、仕事にプライベートに大いに役立ってくれるはずです。
(新刊JP編集部)
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