インターネットでもまさかの大ブレイク、そのアツい言葉と剥き出しの感情が魅力的なモデル・照英さんがなんと自己啓発本を執筆! そのタイトルは『自分らしく媚びずに生きる 俺の自己啓発!』(アスコム/刊)。
本書には照英流の61の「自己啓発」が掲載されている。
子どもの頃は内気で気弱だったという照英さんは、ずっと母親の後をついて回っていたことから「ワッペンちゃん」というあだ名をつけられていたそうだ。しかし、今の照英さんには“タフでパワフル”なイメージが強いだろう。彼はそうした経験から「人はひとりでは成長できない」とつづる。弱いからこそ、強くなろうとする、そんな照英さんの言葉は心に響いてくるはずだ。
また、照英さんといえば「コラ画像」。照英さんの泣き顔が様々な人の顔の輪郭でコラージュされているあれだ。きっと一度は見たことがあるだろう。彼はそんなコラ画像を作ってくれる人に感謝をしているという。自分のことを宣伝してくれている、そう考えているのだそうだ。これはメディアにも取り上げられ、ネット上でも話題になった。
他にも、「ギター教室に入っただけで合格!」「日本の筋肉はイケる!」「楕円形をなめるな!」「俺はオオカミに会いたい」など最高にアツいメッセージが詰まった、“照英力120%”の一冊となっている。
そして、11月29日には東京・新宿で本書の刊行を記念したトーク&サイン会を開催。
是非とも直接御礼を述べたいという想いから「この中にコラ画像を作ったことがある方はいらっしゃいますか?」と客席に呼びかけたり(手を挙げた人はいなかった)、本の魅力や自分のポリシーを質疑応答形式で語りつくした。
また、客席にいた一人が、インターネット上で照英さんの活動を“実況”する「照英ウォッチャー」だと名乗ると、照英さんは大喜び。最後まで笑いの絶えないトークが繰り広げられた。
今回、新刊JPはなんとイベント終了後の照英さんにインタビューを行うことができたので、そちらをお送りしていきたい。
◇ ◇ ◇
―まず、本日のイベントの感想をお願いします。
「面白かったですねー! なかなか応援してくださっている方と直接お会いする機会がないものですから。だから、今日いらっしゃった照英ウォッチャーのような方に会うと、そういう人がいたのかと嬉しくなりますよね。明日への原動力というか、今日集まってくれた皆さんのためにもう一冊、本を書きたいくらいですね」
―イベントで照英ウォッチャーの皆さんが、インターネット上で照英さんの活動をチェックしていると言っていましたし、他にも照英さんの顔を使ったコラ画像なんかも話題です。そういうような状況についてどうお考えですか?
「最初は何でやっているのか、何が面白いのか、何で人気なのか分からなかったんです。ただ、みんなが自分の顔一つでいろいろな画像を作って楽しんでいる。こんなことが出来るんだなと思ってからは、すごく感謝しています。自分のことをみんなが宣伝してくれているような、そんな気持ちで見ています。
これはもしかしたら、インターネットが得意じゃないからかも知れませんね。自分がすごくネットに詳しかったら、そう思わなかったかも知れない。でも、盛り上げていただくのは嬉しいです」
―この『俺の自己啓発』を読ませていただいて、アツさの中に謙虚さを感じました。
「そう言ってもらえると嬉しいなあ。自分は例えば芸能界の中ではアツい、涙する、というようなキャラクターですけど、ずっとスポーツをやってきたので、礼儀、節度といいますか、常識は持っていなきゃいけない、自分の中で自分がどこまでOKなのか線引きをしないといけないとか、そういう部分は考えていますし、それを考えるのも好きです。
家に帰って子どもたちと接しているときの自分と、今、しゃべっているときの自分。いろいろな自分を客観視して見るのが面白いというか、自分の中で楽なんですよね。逆に一生懸命になりすぎると疲れちゃうんです」
―確かに常に全力、一生懸命は疲れますよね。
「でしょう。今日聞きに来てくれた皆さんもそうだったと思うけど、『やれる!やれる!』『頑張れ!頑張れ!』って言われ続けたら、『うるせえよ!』ってなるじゃない。逆に『お前が頑張れよ』って思うんじゃないかな。俺もスポーツでずっとそう言われてきたから、『頑張れ!』ってすごく嫌な言葉なんです。むしろ、そういう言葉は使わずに、自分を発見して欲しいという言葉につなげたいんですね」
―「頑張れ」ではなくて「自分らしさを探せ」と
「みんな、『頑張れ』って言われる前に頑張っていますからね。昔、一緒に頑張っていたハンマー投げの室伏広治選手に、陸上大会のときに『頑張れよ』って言ったら、『そんなこと言われなくても頑張るよ』って言われたんですよ(照英さんと室伏選手は高校の頃からの旧知の仲)。テレビ的に『頑張れよ』って言ったんですが、『そんなこと(頑張ること)、お前(照英さん)もやってきたんだから、分かるじゃん』って。それくらい実はもうみんな頑張っているんですよ。だから、『頑張れ』より伝えられる言葉がこの本の中にあれば嬉しいですね」
―では、この本の読者やファンの皆様にメッセージをお願いします。
「この本を心の中に頭の中にちょっとでも入れておいていただいて、2013年、この本があなたの自己啓発につながれば嬉しいですね。暗く沈んで地面を見ているより、顔を上げて太陽を見ていた方がいいと思います(*編集部註:ただし太陽を直視するのはやめましょう)。この本の中にヒントがあったら、それを試していただいて、前向きに自分の能力を高めていって欲しいなと思います。是非読んでいただきたい!」
―ありがとうございます!
というわけで、とにかくアツく、謙虚な照英さん。『自分らしく媚びずに生きる 俺の自己啓発!』はなんとも照英さんらしく、ポジティブで、謙虚で、アツい一冊に仕上がっている。今後も本を読みつつ、照英さんの活躍に期待しよう。
(新刊JP編集部/金井元貴)
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