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「12大事件でよむ現代金融入門」 倉都 康行 著

  この数年、メディアで「経済危機」や「金融危機」といった言葉を目にする機会が増えている、と感じる方が多いのではないか。
 そして私たちは今、アメリカの大胆な金融緩和政策が終局に向かい始めた中で、ウクライナ情勢に見られるような、再び冷戦時代へと後戻りしかねない不安定な国際情勢にも直面している。それは、今までになかったような市場の変動パターンを生むかもしれない。
 今こそ、過去に起きた"危機=事件"を振り返ることが今後の備えにつながる。本書は、市場経済が本格的なグローバル化に踏み出した1971年のニクソン・ショックから、リーマン危機後の落ち着きを取り戻しはじめた最中に起きた2013年の新興国市場のパニックまで、40年余の間に起きた12の"事件"を取り上げ、資本市場と実体経済にもたらした混乱や苦悩、その背景、政治対応や教訓を国際金融のプロが読み解いた1冊だ。

 

書名:12大事件でよむ現代金融入門
著者:倉都康行
発行:ダイヤモンド社
定価:1500円+税

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産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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