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「『雇用』が日本を強くする」 牛島信著

  安倍内閣が掲げている「日本再興戦略-JAPAN is BACK」という政府発表に、注目すべき言葉がある。「行き過ぎた雇用維持型から労働移動支援型への大胆な政策転換」。これは、民間企業を失業救済から解放することを意味する。つまり、会社がリストラをしやすくなるということだ。今でも、余剰人員については問題視されてきたが、今回はアメリカ金融界の圧力もあり、腰をすえて政府が取り組むといわれている。
 そうなったとき、誰が会社に残れるのか、会社はどのように変化していくのか、必要とされる従業員の質、社会から期待されている経営者の手腕、今後政府に求められる政策課題、今後の日本で「働く」こと・・・など。企業法務弁護士としてM&Aなどさまざまな会社の雇用問題を扱ってきた著者が、この1年に起こった出来事を切り取りながら、独自の視点と経験に基づいてつづったエッセー。

書名:「雇用」が日本を強くする
著者:牛島信
発行:幻冬舎
定価:1260円

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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