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「ディズニーランドであった心温まる物語」　香取貴信監修、東京ディズニーランド卒業生有志著

有志著
東京ディズニーランド
香取慎吾
夕刊フジの書評から
2013/5/13
 　今年開業30周年を迎えた東京ディズニーランド。９割がバイトで成り立っているのだから、本当に驚きの国である。
　バイトとして働いてきたキャストたちが、心の奥で大事に温めていた物語を紹介したのがこの本だ。これまで世に出て来ることのなかった、開園当初の話から最近のことまでえりすぐりの物語が26編詰まっている。
　そのどれもが、熱があり、心に来る。人って、働くって、生きるって、こういうことだったなと、忙しさの中で忘れてしまっていたことを思い出させてくれる。
　さらに印税などで、東日本大震災で親を亡くした子供たちをディズニーランドへ招待するという。最近すっかり語られなくなってしまった人との絆を、もう一度感じるのにオススメの１冊だ。

書名：ディズニーランドであった心温まる物語
監修：香取貴信
著者：東京ディズニーランド卒業生有志
出版：あさ出版
定価：1365円

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代～60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」（http://www.zakzak.co.jp/）で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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