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「機械との競争」 エリック・ブリュニョルフソン、アンドリュー・マカフィー著、村井章子訳

 「これからがデジタル革命の本番。飛躍的に能力を拡大していくコンピューターに人間はますます仕事を奪われる」。MITスローン・スクール、デジタル・ビジネス・センターの研究者2人が2011年に自費出版した戦慄の未来予測本がようやく翻訳・出版された。
 コンピューターとの競争に敗れていく人間に残された仕事は何か。ごく一部の知的作業を除くと、大半はブルドーザーの操作などの肉体労働である。
 トラクターの出現によって労働力としての馬は消えた。著者らは、組織の革新や人材教育で対処できると力説するが、人間が馬の運命をたどらない保証はない。すぐそこに来ている恐るべき世界を考える問題提起の書。解説は法政大学大学院の小峰隆夫教授。

書名:機械との競争
著者:エリック・ブリニョルフソン、アンドリュー・マカフィー著、村井章子訳
発行:日経BP社
定価:1680円

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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