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「幸せな最期」 井尾和雄著

  1990人を看取った著者の在宅ホスピス医はこう警告する。
 「最期の時が近づいても、決して救急車を呼んではいけない」と――。
 現代の医療は延命治療と深く結びついており、救急で病院に運ばれたが最後、患者や家族の意思は無視され、尊厳ある最期は迎えられない。
 患者は“治療”や”検査”という名の苦痛を命が尽きるまで受け続ける。そしてついに力尽きたときには、家族には喪失感しか残されてない。本書では、痛みも苦しみもなく、自宅で愛する家族に見守られ、大往生するための準備をやさしく説いている。愛する人を自宅で看取った家族の感動の手記も掲載されている。

書名:幸せな最期
著者:井尾和雄
発行:現代書林
定価:1575円

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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