ニュースなどでは国内経済の先行きを不安視する声ばかりが聞かれますが、ほんとうに不安材料ばかりなのでしょうか。
じつは国内の自動車販売実績は11年9月以降、前年を超える水準で推移していて、需要は非常に旺盛です。もちろん、震災の影響による供給不足が解消されたことが大きいでしょうが、そのようなネガの解消だけが原因ではないように思われます。魅力的な新型車の導入や東京モーターショーによる影響など、「クルマを買いたくなる」環境がそろいつつあるのではないでしょうか。
そんな状況を証明するかのように、バイヤーズガイドの定番『2012年版間違いだらけのクルマ選び』が売れています。12月中旬の刊行にもかかわらず、早くも複数回の増し刷りが決まるなど、前作『2011年版』を2割程度上回る水準で売り上げが推移、とくに地方での売れ行きが好調です。クルマを買う前に、一度は目を通しておきたい本として買われているようです。
本書によれば、2012年はさらに魅力的なクルマが数々登場するとのこと。2012年の国内経済の先行きは、クルマを起爆剤にして明るくなっていくのかもしれません。