日本では30年間経済がほぼ成長しておらず、給料も増えないなかで消費税は高くなる一方です。つい先日も「民間企業の平均給与が7年ぶりに減少」というニュースが話題になりましたが、日本人のお金にまつわるトピックは暗いものばかりです。
そんななか、「お金を増やすうえで欠かせないものがある」と話すのが、投資系YouTuberの高橋ダンさん。
高橋さんは日本国籍、アメリカ育ちの35歳。ウォール街で投資銀行業務・取引に従事し、世界60カ国を旅した後、2020年1月から投資系YouTuberとして活動を本格始動。約半年でチャンネル登録者数が20万人を超えました(同年10月1日時点で25万人)。
そんな高橋さんの初となる著書が、発売2日で5万部を突破した『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』(かんき出版)です。今回は、本書の中から「世界のお金持ちが身につけていること」についてご紹介します。
お金持ちになるために欠かせないもの①「マインド」
お金を増やそうと思ったときにまずすべきなのは「お金持ちマインドを身につけること」。
例えば、ビリオネアの多くはお金を「使うもの」ではなく「単なる数字」だと考えています。周りのためにお金を使 って尊敬されることもありますが、自分が贅沢するためには使いません。
また、新しいことを始めるなら100%の力ではなく、10~20%くらいの力で始め、軌道修正をしながら徐々に力を入れていきます。身体的、精神的にベストでないときは「調子が良くなったら全力で走るから、今はゆっくりさせてくれ」と自分と取引します。
お金を増やそうと考えたとき、ついつい簡単でわかりやすいノウハウに飛びついてしまいがちですが、マインドが不十分だと安定的にお金を増やすことはできないのです。
お金持ちになるために欠かせないもの②「投資への理解」
多くの日本人は、利回りがほぼ0%の銀行預金にお金を預けています。なぜでしょうか。間違いなく、投資の仕方を勉強していないことが理由の一つでしょう。
投資と聞くと「大儲けする可能性がある代わりに、リスクも高い」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、それは違います。積み立て・長期・分散を心がければ、難しい専門用語や専門知識は必要ありません。
また日本では、株やFX、不動産が投資として人気ですが、特定の手法だけに資産の大半を投資するのはリスクが高いです。コモディティ(金、銀、プラチナ、ビットコイン、原油など)や社債、国債などにも分散して積立投資をすることで、投資はより安定したものになります。
お金持ちになるために欠かせないもの③「経済を知る」
「経済」と聞くと、他人事のように感じる人もいるかもしれません。しかし経済は間違いなく、みなさんの人生に少なからず影響を及ぼしています。「経済を学ぶ必要がない」と思っているお金持ちは存在しません。
・コロナショックは大恐慌につながるのか?
・金融緩和は一般市民に恩恵のあることなのか?
・中国が出すデータは本当に信じられないのか?
といったことは、ネットニュースや新聞だけでは学びきれないこともあります。メディアの情報に振り回されたいためにも、書籍などで経済データの見方を体系的に学ぶのが有効です。
本書では、「マインド」「投資の基本」「ポートフォリオ」「短期投資」「コモディティ(貴金属、ビットコイン、原油)」「不動産」「経済」「習慣」という8つの章に分けてお金持ちになるために知っておくべきことを紹介しています。世界のお金持ちがどんなことを意識し、実践しているのか、参考にしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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