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「効率的に」はNG? 「めんどくさい」を引き出す5つの考え方

  • 書名 マンガで「めんどくさい」がなくなる本
  • 監修・編集・著者名鶴田豊和著、藤原ちづる作画、鍋島焼太郎シナリオ作画
  • 出版社名フォレスト出版

新型コロナ感染拡大に伴い、リモートワークに移行したという人も少なくないだろう。
しかし、慣れないリモートワークについダラけてしまうこともあるかもしれない。その原因となるのが「めんどくさい」という感情。 この感情、一体どうすればいいのか?

「めんどくさい」を心理テクニックで解消する方法を教えてくれるのが『マンガで「めんどくさい」がなくなる本』(鶴田豊和著、藤原ちづる作画、鍋島焼太郎シナリオ作画、フォレスト出版刊)だ。

本書では、行動心理コンサルタントとして1万人以上の悩みを解決してきた著者の鶴田氏が、「行動するのが、めんどくさい」「人間関係が、めんどくさい」「何もかもが、めんどくさい」という3つの「めんどくさい」感情とどう付き合い、どのようになくしていけばいいのか、それぞれの対処法を紹介している。

■「めんどうくさい」を引き起こす5つの考え方を知ろう

なぜ行動するのがめんどくさくなってしまうのか。
本書には「めんどくさい」を引き起こす以下の5つの考えが示されている。それを知ることが行動力を高めることにつながるはずだ。

1、考えるのは良いことだ
人は1日に約6万回考えるといわれ、そのうち95%は前日または前々日と同じことを考え、80%はネガティブな考えだという。そして、ネガティブな考えによって脳はストレスを受けてしまい、新しいことに挑戦する気持ちが薄れる。つまり「めんどうくさく」なってしまうのだ。行動力を高めるためには「考えない力」を習得し、とにかくやってみることも必要だ。

2、効率的にやりたい
効率的にやろうとすると、行動する前になるべく多くの情報を集めないといけないと思ってしまい、逆に行動できなくなる。大事なのは継続のしやすさだ。そのために「自分にとって心理的なハードルの低い、できるだけ簡単なことから始める」「ある程度の効率的なやり方が見つかったら、妥協して見切り発車する」工夫をすることが大切。

3、最初から良い結果を出したい
何事も初めてやるときは、一番大きなエネルギーが必要になる。そこで、最初から良い結果を求めてしまうと、行動を起こせなくなる。まずは失敗してもいいと考えよう。最初は質よりもスピードを重視することが大切なのだ。

4、選択肢は多いほうがいい
実は、人は選択肢が多いと行動しづらくなるという。なので、ある程度情報を集めた段階で、行動に移すことが重要だ。このとき、ネガティブな情報に接すれば接するほど、ネガティブな感情が生じやすくなるので要注意だ。

5、できなかったら、それは私の意思が弱いから
行動できないことに「意志」の力はほとんど関係ない。最初はできないのが当たり前であり、自分の意思の弱さを責めないようにしよう。長い目で見ることが大事だ。

「めんどくさい」は誰にでもある感情。それと、うまく付き合っていくことが大切だ。
無理にやる気やモチベーションを上げるのではなく、本書を参考に心理テクニックを用いてみてはどうだろう。仕事もプライベートもより充実した毎日を送れるようになるはずだ。

(T・N/新刊JP編集部)

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