新型コロナウイルスの脅威は、私たちの家計にも打撃を与え始めています。政府による現金給付などの生活補償に頼るだけでは、いつまで続くかわからないコロナショックの不安はぬぐい切れません。
こんな時に役立つ知恵を授けてくれるのが、人気サイト「マネーの達人」編集長で、『「マネーの達人」が教える老後のお金が増える手続き事典』(アスコム)著者の北山秀輝さん。
ここでは、北山さんがオススメする、今だからこそ知っておきたいマネーの裏技を紹介します。
コロナの影響で注目が集まっている「生活福祉資金」。
これは、低所得者や高齢者を対象とした公的貸付制度です。行政が積極的にPRしていないためか、あまり知られていません。しかし、実は、この制度、かなり利用価値が高いのです。
生活福祉資金は、連帯保証人がいれば、無利子でお金を借りることができます(連帯保証人がいなくても年利1.5%)。しかも返済期限は10年以内。借りられる上限は用途によって異なりますが、20万円~60万円です(自治体によって異なるため事前に確認を)。
生活費が足りなくて、銀行や消費者金融でローンを組んでいる人は少なくありません。利子の高い民間で借りるくらいなら、生活福祉資金を借りたほうが断然お得です。今すぐお金が必要な方は、自治体の社会福祉協議会に問い合わせてみましょう。
今度は生活費の節約術。
キズがついていたり、サイズが規格外で、商品として市場に出せない野菜を、送料負担だけでゲットできるサイトがあります。その名も「タダヤサイ」。
「深谷ネギ2.5キロがタダ」「ナス45本がタダ」など、送ってもらえる野菜は大量です。育ちざかりのお子さんがいるご家庭は、作り置きなどで上手に活用すれば、食費を大幅に節約することができます。
応募方法はタダヤサイのサイト(https://www.tadayasai.com/)で会員登録して、ほしい野菜を選んでクリックするだけ。時期によっては、果物、お米、ジュースなどもタダやセール価格で手に入ります。
会社を退職して給与所得が103万円以下(65歳以上の年金収入なら158万円以下。65歳未満の年金収入なら108万円以下)ならば、父母や義父母は、会社員の子どもの扶養に入ることができます。同居している必要はありません。すると、所得税や住民税を払わなくてすみます。子のほうにもメリットがあり、年末調整や確定申告の際、扶養控除で節税することができます。
また健康保険についても、60歳以上で年収180万円未満なら、親は子どもの扶養に入れます。実父母は同居していなくてもOK。義父母は同居の必要があります。健康保険の扶養については、子どころか、3親等以内の親族ならば扶養に入ることができます。兄弟姉妹はもちろん、姪や甥の扶養に入ることだってできます。扶養に入れば、保険料はタダです。
このように家族や親せきで協力し合えば、税金や保険料で得することができるんです。親孝行は「扶養」でしてみるのはいかがでしょうか。
外出の自粛が叫ばれる今、自宅でちょっとしたお小遣いを稼げる方法を探っている人は多いはず。
クラウドワークス(https://crowdworks.co.jp/)、ココナラ(https://coconala.com/)、シュフティ(https://app.shufti.jp/)といったサイトを活用すれば、あなたのスキルを用いて気軽に稼ぐことができます。
記事の執筆や、イラストや動画の作成、ウェブサイトの作成などスキルが必要なものもありますが、アンケートや口コミ投稿など、だれでもその日から始められる仕事もたくさんあります。
『「マネーの達人」が教える老後のお金が増える手続き事典』では、副業で稼ぐためのノウハウが満載。特別なスキルがなくても、「ただそこにいるだけで儲かる仕事」「話し相手になるだけで稼げる仕事」「将棋の相手をするだけで稼げる仕事」まで紹介しています。ぜひ、参考にしてみましょう。
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今回紹介した裏ワザ以外にも、北山さんの著書は、計80のお金を増やすための方法を紹介しています。現状のピンチを切り抜けるためにも、将来の不安に備えるためにも、活用できる裏ワザが満載です。「マネーの達人」の知恵を借りれば、コロナショックに動揺せず、カシコク生き残っていけるはずです!
(新刊JP編集部)
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