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英語がサクサク話せる「3つの箱」の裏ワザとは?

  • 書名 『mini版日本一簡単なやり直し英語の教科書作ってみました。』
  • 監修・編集・著者名山西治男
  • 出版社名アスコム
「いつまでたっても英語が話せるようにならない!」
「言いたいことが英語でうまく伝えられない!」
「英語を話すのが怖くて、苦手意識が消えない!」

仕事で必要になったり、海外旅行がきっかけで英語を学び直す人は多いですが、英単語をたくさん覚えても、いざという時になかなか口から出てこなかったりしますよね。

英語で伝えたいことを伝えるには、実は「ある決まった型」にあてはめるだけで十分。その「型」を覚えるだけで自然と英文が組み立てられる、簡単なテクニックを紹介しているのが『mini版日本一簡単なやり直し英語の教科書作ってみました。』(山西治男著、アスコム刊)です。

◆3つの箱の奥義!


「英語は3語で話せる」というノウハウが一時話題になりましたが、そもそも言いたいことが整理されていないと、3語にまとめることすら難しいもの。それだけでお手上げという人もいるはずです。

まずは言いたいことを英語に訳しやすい形に整理するために、本書では、「3つの箱」という考え方が有効だとしています。

たとえば「私の好きな動物はネコです」を英語にすると
My favorite animal is a cat.
となり、少々複雑ですが、言いたいことを3つの箱で整理すると
I like a cat.
だけになります。

つまり、英語でメッセージを伝えるために必要なのは
1)誰が
2)どうした
3)何を
の3つだけなのです。

他の例でもやってみましょう

◆私はコンサートに行ってコンサートを楽しみました


「私はコンサートに行ってコンサートを楽しみました」
これもそのまま訳そうとすると
I went to the concert and I enjoyed the concert.
となりますが、言いたいことを整理すると、
「私は」
「コンサートを」
「楽しんだ」
ということ。つまり、
I enjoyed the concert.

この3つの要素だけで、肝心の部分は伝わります。

「○○のコンサートに行って楽しかった」と言いたいときは、
I enjoyed ○○concert.
でOKです。

◆英語は「誰が」「どうする」をはっきりさせる


「行く」
は英語で「Go」ですが、これだけでは誰が「行く」のかわからないので、「命令」とも受け取れてしまいます。主語を省略する日本語になれていると、英語でもやってしまいがちなのですが、英語では主語をはっきりさせないと思わぬ誤解を招くことも。

でも、「3つの箱」で整理し「誰が」「どうした」をはっきりさせて「I go. 」とすれば、聞いた相手もスッキリ!伝わる英語に。

ここではシンプルな英語で説明しましたが、難しい表現でも「誰が」「どうした」「何を」の3つで伝える構図は同じ。これさえ覚えていれば、日本語で考えていることをスムーズに英語に訳せるようになります。

本書では「3つの箱」で伝わる英会話のノウハウをさらに詳しく解説。「使える英語」をマスターしたい人は参考にしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)

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