怒ったり、イライラしたり、悲しくなったり、私たちの心は様々なマイナスの感情にたやすく支配されてしまいます。
誰しもが人生を楽しく過ごしたいと考えているはずなのに、一体なぜなのでしょうか?
『心によい神様がいれば幸せになれる』(パブラボ/刊)はそれを考えるヒントを与えてくれます。なぜ楽しく過ごせないのかがわかれば、どうすれば楽しく過ごせるのかもわかるはず。
今回はちょっとラクをして、著者の中村文也さんに人生を気楽に楽しく、ワクワクして生きる秘訣をお聞きしました。マイナス感情にとらわれがちな人は必見のインタビューです。
――『心によい神様がいれば幸せになれる』についてお話をうかがえればと思います。まずお聞きしたいのですが、中村さんにとっての「神様」とはどのような存在なのでしょうか。
中村:僕が言う神様とは、「天使」とか「エンゼル」とか「神ちゃま」とか、何かかわいい感じの神様なんです。一切怒ったりはしないのです。
そして、我々の望みを、それが他人が喜ぶことであれば何でも叶えてくれます。本当は神様というのは崇拝しないといけないのかもしれませんが、身近な友達みたいな感じで捉えています。
――本書からは「幸せとは楽しく生きること」、「楽しく生きるとはアホになること」というメッセージが感じ取れます。ただ、頭ではわかっても人間なかなかアホにはなれないものです。どうすればアホになれるのでしょうか?
中村:「アホになる」とは「素直になる」ということです。
素直とは「子どもになる」ということですね。おそらく、アホになれない人は変なプライドを持っているだけなんです。でも、裸になればみんな同じなんですよね。
我々は完全ではありませんし、誰もが欠点だらけです。そして、みんな必要な人なんです。
大人になっても子どもの心を忘れてはいけません。
他人の言葉に振り回されず、自分が楽しめるような生き方が大切だと思います。
――プライドが様々なことを吸収していくことを妨げているんだなと感じました。中村さんはわからないことを人に聞くことに抵抗がないと書かれていましたが、それは子どもの頃からそうだったんですか?
中村:わからないことを人に聞くことに抵抗がある人が不思議です。聞いて教えてもらえばラッキーじゃないですか?僕は今でも中学生に教えてもらうことがありますよ。
そして「勉強になったわ、ありがとう」といえば相手も喜んでくれます。自分も相手も喜べるってすばらしいですよ!変なプライドは持たずに、自分を下にして、相手を上に見て、わからないことは聞くという姿勢はとても楽な生き方だと思います。
――「楽しく生きる」ために、自分なりの楽しみをまず見つけることも重要だと思いました。中村さんはどのように「楽しみ」に出会いましたか?
中村:僕にとっては探さなくても「すべてが楽しみ」です。
目が見えること、おいしいものを食べられる日があること、歩けることなど、どんなことも「あたりまえ」ではありません。そんなことに感謝をするようになると、すべてがありがたくなり、何をやっても楽しくなりますよ。
(後編につづく)
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