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とっさに外国人から話しかけられても大丈夫? 人気キャラクターが英会話を“体現”

 観光地や家電街に出掛けると、外国人をよく見かけるようになった。
 実際、日本を訪れる外国人観光客は増えていて、日本政府観光局(JNTO)によると、2014年に日本を訪れた訪日外国人の人数が前年比29.4%増の1341万4000人となったという。これまで過去最高だった2013年の1036万4000人を上回る結果だ。
 道を聞かれるなど、外国人に話しかけられることもあるかもしれない。そんなとき、英語が話せなくても、ちょっとしたフレーズや単語を知っていれば、困ることなく、答えることができるかもしれない。

 『カナヘイの小動物 ゆるっとカンタン英会話』(カナヘイ、リサ・ヴォート/著、Jリサーチ出版/刊)は、あいさつ、おでかけシーン、ふだんの生活、学校・オフィス、とっさのときの表現まで、絶対に知っておきたい基本表現を120のイラストと一緒に紹介する一冊。
 イラストを担当するのは、イラストレーター・漫画家のカナヘイ氏。自作待受画像の配信から全国の女子中高生の間で話題となり、2003年に現役女子高校生イラストレーターとして「Seventeen」(集英社)にてプロデビュー。以後、イラスト・漫画を中心に、モバイルコンテンツやキャラクターデザイン等の分野で活動している。
 文を担当しているリサ・ヴォート氏は、2007年から2010年までNHKラジオ「英語ものしり倶楽部」講師を務めている。

 カナヘイ氏の描くLINEスタンプのイラストが示す言葉を英語で言えるかゲーム感覚で、英会話が身に付いていくことが本書の特長。活字だけでは覚えにくかった英語表現も、見るだけで楽しいイラストがあれば、目が自然に覚えるだろう。
 例えば「Finally!」という言葉は「ついに」という意味だが、感覚的には「待っていました!」というニュアンスがある。イラストでは生真面目な鳥・ピスケが「まってました!!」と言いながらヘッドスライディングをして、「Finally!」の意味を体現。それを見て「なるほど、この単語はこういう意味なのか」と知ることができるのである。
 また、本書には専用サイトが用意されており、パソコン、タブレット端末、スマートフォンからアクセスすれば、すべての見出し語、例文をアニメ声で収録した音声ファイルをダウンロードできる。本書を見ながら、発音から英会話の基本を身につけることが可能だ。

 今後、観光地や街で、外国人に話し掛けられる機会も増えていくかもしれない。うまくコミュニケーションがとれれば、お互い気持がいいものだ。カナヘイの小動物、人気キャラのピスケとうさぎのイラストで英語を楽しめる本書は英語が苦手という人も、かわいいイラストから英語を学べる一冊だ。
(新刊JP編集部)

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