「見た目が人の印象を左右する」というのはよく耳にするお話ですから、服装や身だしなみなど、自分の「見た目」を毎朝チェックしている人は多いかもしれません。
でも、「見た目」とは服装や身だしなみだけではありません。小奇麗な服装でまとめていてもでっぷりとお腹が突き出していたら台無しですし、身だしなみがきちんとしていても顔色が悪ければ不健康な印象になってしまいます。
こうした「体型」や「肌」、「目力」などを総合した「見た目」が、人の生涯年収までも左右してしまうと語るのは、美容コンサルタントの平松由貴さん。平松さんは著書『男の年収は「見た目」で決まる──なぜ、一流の人は「顔色」が良いのか?』(自由国民社/刊)で、高所得者に共通する「見た目」を美容の観点から解説しています。
■「毎日お風呂に入っているから大丈夫」は勘違い
どんな仕事をするにしても、見た目の清潔感がある人の方がそうでない人よりも周囲からの好感を得やすいというのは間違いのないところ。それは時に仕事の能力の優劣を超えてしまいます。
しかし、多くの男性は自分の「清潔感」について無頓着です。勘違いしがちなのが「毎日お風呂に入っているから、自分は清潔感がある」と思ってしまうこと。でも、「実際に清潔であること」と、「清潔感があること」は違います。
仕事の欠点についてはいろいろな人が指摘してくれますが、「見た目」についてはどんなに親しい人でも指摘しにくいものです。だからこそ、自分の見た目の清潔感については、自分でチェックする必要があります。
■「肌」は心身のコンディションを写す鏡
平松さんが重視しているのが「肌」です。
肌は心と体のコンディションを反映します。肌がガサガサに荒れていたり、シミやシワが目立つようだと、どこか不健康な印象を持たれてしまいます。
こうした肌の老化現象を引き起こす原因として知られるのが「活性酸素」です。ストレスや不摂生、タバコ、大気汚染、紫外線などによって活性酸素は増えてしまいますので、肌を整えるためには生活習慣や食生活の見直しが必須だということを心得ておきましょう。
■コンビニおにぎりがメタボ腹を引っ込める?
男性が気をつけたいのは、出っ張りすぎたお腹。
自己管理ができていなかったり不健康な印象を与えてしまい、見た目としてはマイナスです。
お腹をへこませるために食事を抜いてダイエットをしようとする人がいますが、これはNG。食べる量よりも、食べるものの種類を考える方がダイエットには効果的です。
特に注目したいのが「レジスタントスターチ」という成分です。これは、冷えて水分が抜けたでんぷんを指し、小腸で吸収されずに大腸まで届き、発酵されて「有機酸」を発生させます。この「有機酸」が腸の調子を整えたり、肝臓に溜まった脂肪の排泄を促したりと、「お腹やせ」にパワーを発揮するといいます。
コンビニのおにぎりや冷やし中華など、「冷えた主食」に多く含まれる成分なので、積極的に摂るとお腹周りの体型維持に一役買ってくれるかもしれません。
見た目の好感度が高い人は、周囲から「仕事ができそう」だと見なされやすく、チャンスが多く巡ってくるというのは、何となくうなずけます。
そういったチャンスをモノにすることで年収も上がっていくと考えると、服装や身だしなみで終わらず、肌ツヤや体型なども含めて自分の見た目を整備することは「将来の自分への投資」だと言えるはず。
本書ではそのためのポイントと具体的な方法について踏み込んでいるので、ビジネスパーソンとして成功を収めたい人は参考にしつつ実践してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
関連記事
・
低収入から抜け出せない人の口癖・
外資系企業の面接で嫌われる『見た目』・
年収300万止まりの人に共通する口グセ・
低収入の人に特有のお金の使い方毎日の入浴だけではダメ!「清潔感がない人」の特徴