「色の白いは七難隠す」という言葉もあるように、色白できれいな肌をした女性は、それだけで魅力的に見えるもの。それだけに、なんとしてもつるつるの美白肌を手に入れたいところです。
『肌のきれいな人がやっていること、いないこと~月1万人を診る人気皮膚科医が自分の肌で試した本物の美肌法』(菅原由香子/著、あさ出版/刊)は皮膚科医の目から、「肌のためにいい習慣」と「肌に悪い習慣」を紹介。それを読むと、肌というのは結局のところ生活習慣の結果であり、美肌の人には美肌になる理由が、肌が荒れる人にはそうなる原因があることがわかります。
たとえば、常に美肌をキープできている人には、「肌荒れを防ぐために決してやらないこと」があります。
■入浴剤は使わず、お風呂には天然の塩を入れる
1日の疲れを取るために、お風呂はシャワーで済ませずに湯船に浸かりたいですよね。こんな時に、お湯に色がついて、いい香りがする入浴剤を入れるという人は多いはず。
でも、ちょっとまって下さい。その入浴剤、よく成分を見ると肌の健康を損ねてしまう成分が入っているかもしれません。
菅原さんは、お湯を着色する「青色○号」「黄色○号」といった着色剤に含まれるタール色素という毒性物質、香りをつけたり、肌をしっとり見せるための化学物質など、市販されている入浴剤には肌の害になるものが多く含まれているとして、アレルギーを引き起こしたり、発がん性が高まる可能性を指摘しています。
どうしても入浴剤を入れたいのなら、天然の塩がおすすめなのだとか。温泉の塩化物泉と同じようなお湯になり、体が温まるといいます。
■金属を含む化粧品は避ける
肌荒れの原因としてアレルギーは欠かせません。特に金属アレルギーは自分で気がつかないことも多く、注意が必要です。
金属アレルギーというと、ネックレスやピアスといったアクセサリーをつけたときに肌がかぶれたりすることで自覚することが多いものですが、そういったものに対してアレルギー反応が起こらなかったとしても、まだ安心はできません。
なぜなら、貴金属では反応しなくても、ファンデーションやチーク、アイシャドーといった化粧品に含まれている微小な金属には反応することがあるからです。もし、どの化粧品をためしても肌の不調が消えないなら、もしかしたらそれらに含まれている金属にアレルギー反応が出ているのかもしれません。
■紫外線は極力避ける
美白の大敵といえば、やはり紫外線。
あまり当たりすぎるとシワやシミの原因になりますから、紫外線に当たるのは極力避けたいところです。
菅原さんも、美肌のためには、「極力」どころではなく、紫外線には一切当たらないほうがいいとしています。
紫外線には体内にビタミンDを作り出すという大事な働きがあるのですが、これは1日5分~10分ほど手の平に日光を当てれば済むのだそう。夏場は日傘や帽子、サングラスなどで、紫外線を防ぐ工夫は、美肌には欠かせません。
20代、30代ともなると、日々のケアや生活習慣の整備なしにはなかなか美肌は保てません。
では、どんなケアをして、どんな生活習慣を作っていけばいいのか。それは、本書が明らかにしてくれています。
(新刊JP編集部)
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