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世界27万人以上の人に見守られているネコとは?

 あなたは「こむぎ」という一匹の猫を知っていますか?
 実はこの「こむぎ」、世界中の人々から注目を浴びています。

 その舞台は写真共有SNSサイト「インスタグラム」。そこで「こむぎ」は、27万人以上のフォロワーたちに向けて愛らしい姿を振りまいています。
 「こむぎ」には深刻な持病があります。
 でも、飼い主のtomoさんにじゃれたり、遊んだり、眠ったり…1人と1匹の生活はとても楽しそうです。

 そんな「こむぎ」との日々がつづられたフォトエッセイが『こむぎねこ』(tomo/著、主婦の友社/刊)です。
 そして今回、新刊JPは『こむぎねこ』の著者であるtomoさんにインタビューを行いました。「こむぎ」愛が溢れたインタビュー、前編をお送りします!

◇    ◇    ◇

――tomoさんの「インスタグラム」のアカウントはフォロワー27万人以上、しかも写真をアップするたびに世界中からコメントが寄せられていますが、その心境についてお聞かせ下さい。

tomoさん(以下敬称略):27万人と聞くとすごいように聞こえるかもしれませんが、あまり実感がないというか、徐々に増えていったので普通のことのようになっています(笑)インスタグラムを始めた当初からコメントに対してはきちんと返事をしようと心がけていましたが、徐々に返信が大変になってきて、返信ができないことが申し訳ないので写真をアップする回数も減ってしまったのですが、いつも見ていてくださる方から「返信不要です!」とか「こむぎちゃんとゆっくり過ごしてください」と言っていただいてからは、空いた時間や返せる時だけ返すことにして、マイペースでこむぎの写真をアップできるようになりました。

――こむぎちゃんとの出会いについて教えていただけますか? また、こむぎちゃんの第一印象は?

tomo:こむぎとの出会いは2011年の秋、職場の同僚が出勤途中に公園を通りがかったところ、血まみれでボロボロの状態の子猫が近寄ってきて、同僚の足元で動かなくなりました。その猫がこむぎです。同僚は思わず抱きかかえ近くの病院へ連れていきました。子猫の血がついた服で職場へやってきた同僚にその理由を聞き、一緒に里親を探すことになりましたが、中々飼ってくださる方も見つからず、それでもせっかく助かったこの子を何とかしてあげたくて、当時私は一人暮らしでペット不可のアパートに住んでいましたが、引っ越しをしてこむぎと一緒に暮らそうと決めました。第一印象は痩せこけて鼻血も止まらず目も今のような真ん丸ではなかったので「ぶさいくだな~」と思ってしまいましたが、人が近づくと辛い体を起こして近寄って来て、撫でると嬉しそうに眠る姿をみて、「あぁ、人が好きなんだな…」と思いました。

――こむぎちゃんの名前の由来を教えて下さい。

tomo:名前の由来は見た目通り、「小麦色」だったので「こむぎ」です(笑)呼びやすくて柔らかい印象の名前を付けようと思い決めました。

――tomoさんはこむぎちゃんのどのようなところが好きですか。また、一番好きな仕草があれば教えて下さい。

tomo:こむぎは本当に人懐っこくて甘えん坊なところが好きです。それとよく会話もします。大好きなオモチャを私のところへ運んできては「投げて~」とおねだりする姿も好きです。その他に、こむぎは本当に表情が豊かで、ふとこむぎを見るとなぜか面白い顔をしているので毎日見ていて飽きません。落ち込んでいてもいつも笑顔にしてくれます。好きな仕草で一番とかは選べないのですが、あえて選ぶなら、こむぎは子猫の頃から私が抱っこしようとこむぎの脇を抱えると、そのまま伸び~をする癖があってその仕草はたまらなく好きです(笑)

――深刻な病気を抱えているこむぎちゃんですが、こむぎちゃんとの生活で気をつけていることはありますか?

tomo:こむぎは毎日朝と夕方に心臓の機能を助ける薬を飲んでいます。薬が切れてしまうと発作を起こしやすくなるので、夕方に薬を飲ますために急いで帰宅したり、夜にどうしても用事がある時は一度帰宅してまた出かけたりしています。こむぎは走ったり興奮したりすると発作を起こします。私が帰宅した時は嬉しくて走り回ってしまうので、帰ってきたことがこむぎにバレないように急いで玄関から部屋へ入ったり、猫特有のウンチ後のダッシュをする時も走り回るこむぎを捕まえて落ち着かせます。また、私がお風呂に入るだけで寂しいのか鳴いて発作を起こしたこともあったので、ドアを開けっ放しにしたり、部屋の気温からも影響されるので、夏も冬もエアコンを常に付けていたりします。

(後編は明日配信!)

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『こむぎねこ』著者・tomoさんにインタビュー

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