「将来が不安」
「もっとお金を稼げるようになりたい」
こんな理由から、資格取得を目指す人は今も昔も多くいます。
しかし、当然ながら「公認会計士」「弁護士」「医師」といった難関資格ほど狭き門です。こういった資格の試験をパスするためには、ただ頭がよかったり、勉強熱心なだけでは不十分。
『難関資格に確実に合格する勉強法』(尾崎智史/著、ぱる出版/刊)は、難関資格合格を目指す人に向けて、勉強に費やした時間をムダなく成果に結びつけるための勉強法や時間の使い方、心構えを教えてくれます。
たとえば、難関資格に合格する人の心構えにはこんな特徴があるようです。
■受験は「フルマラソン」ではなく「100m走」
「一夜漬けではなく継続が大事」という意味で、試験勉強はよく「フルマラソン」に例えられます。一見これはうまい例えのように思えますが、継続を重視するばかりに一日の勉強量が減って「細く長く」になってしまっては合格できません。
難しい試験ほど「太く長い」勉強が必要、ということで「試験勉強は100m走」だと心得ましょう。
一日の勉強を一本の100m走だと思って、全力疾走する。それを試験日まで毎日繰り返すというのが難関資格の勉強なのです。
■「やらないこと」を決める
特に社会人の場合、資格試験の勉強を始めると必ずぶち当たるのが「時間がない」という問題です。
勉強して知識が増えれば増えるほど、「できていない部分」「わからない箇所」もはっきりしてきますから「あれもこれも」と焦ってしまいがちですが、全てに手を出してしまうとどれも中途半端になってしまいます。
だからこそ、勉強は「やらないこと」を決めるべきです。やらなければいけないことを全て追うのではなく、優先順位をつけて大事なものからやっていくことで、効率的に時間を使えるようになります。
■「マイルール」を持っているか?
自分の中に「ルール」を持っているかどうかも、勉強の効率に大きく影響します。
たとえば「毎朝○時間勉強する」「寝る前はこれを勉強する」といったルールがないと、毎日ことあるごとに「勉強するかどうか」「何を勉強するか」などさまざまな決断を迫られます。しかし、ルールをしっかり持っていれば、そのルールに従って機械的に動けばいいだけです。小さな違いのように思えますが、長期間積み重なると勉強時間にも成果にもかなりの差がついてしまいます。
今回は勉強するための心構えについて紹介しましたが、本書にはより具体的な勉強法や試験前の過ごし方など、実戦的な内容が中心になっています。
人それぞれ、自分に合ったやり方があるはずですが、それでも合格するために絶対に押さえないといけないポイントというのは存在します。
努力をしっかりと成果に結びつけるために、まずは勉強法から身につけてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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