毎月あと月収が10万円増えたら…海外旅行も行けるし、化粧品や服など、欲しい物も買える。住宅や自動車のローンの支払いも楽になる。夢は広がるばかりだ。
そんな夢の実現のためにはやはりお金が必要。そんなプラスアルファの収入を得るための副業を考えたことがある人も少なくないだろうが、そんな中で今、注目を集めているのが「ネットせどり」というビジネスだ。
『月10万円ラクに稼げる「ネットせどり」入門』(浅井輝智朗/著、日本実業出版社/刊)では、「情報を稼ぎに変える仕組みのつくり方」「プレミア商品を見つけるコツ」「時間効率を追求した商品検索テクニック」など、「ネットせどり」で稼ぐコツを紹介している。
「ネットせどり」とは、CD・DVD・家電などの商品をネットショップやオークションサイトで仕入れて、それ以上の値段でアマゾンやヤフオク!などで販売し、その売買の価格差を稼ぐビジネスのこと。
この「ネットせどり」は、職種や住んでいる地域を選ばない。子育てをしていて働きに出られない主婦や、仕事帰りにリアル店舗に行く時間のないサラリーマンなど、多くの人がスキマ時間を使って始めることができるということで、話題を集めている。
■「ネットせどり」の基本的なやり方とは?
一般的にネット上で商品を仕入れ、売って稼げる新商品は2つある。
1つ目は「アマゾンが在庫をもっていないもの」だ。例えば「初回限定版」と呼ばれる、数が一定数の発売に決まったCDやゲームなどを仕入れる方法だ。独自のグッズがついていたりするため、どうしても欲しいという人の中には、定価よりも高い値段を払ってでも手に入れたいという人がいる。そういった需要に供給が追いついていない状態の商品を、店頭やネット上で探し出せば、利益を出せるのだ。
2つ目は「アマゾンが在庫をもっていても利益が取れるもの」だ。アマゾンの販売価格よりも、出品者側が安値で売ることで稼ぐ方法である。そのためには、アマゾンの販売額よりも安値で仕入れてくる必要がある。
安値の商品をネットで仕入れる方法は、50~70%オフのセールが行なわれているときに、価格差を見て仕入れるとアマゾンに在庫があっても、利益を出すことができる。
商品の仕入れについて、ヤフオク!は安く仕入れることができる格好の場所だ。オークションサイトの性質上、1円でも安く買いたい人が集まってくるからだ。ヤフオク!で少しでも安く仕入れて、アマゾンで販売すれば、利益も大きくなる。
■ユーザーの購買行動を知っておくべし
また、お店によって、ユーザーの好みや購買行動が異なることも知っておかなければならない。アマゾンで品物を買うユーザーの多くは、すぐに商品が欲しい人や面倒な手続きが嫌な人、リアル店舗に行く時間がない人だ。一方、ヤフオク!の場合だと、1円でも安く買いたい人が多く集まってくる。普段からアマゾンで品物をよく買う人は、ヤフオク!では安くても買わない傾向が強いと著者は分析している。
「ネットせどり」は自宅にいながら稼ぐことができ、難しい資格も必要ないというところから、興味を持っている人も少なくない。
本書を参考にしながら、アマゾンやヤフオク!の特徴や人気商品のリサーチ、「ネットせどり」の仕組みなどをよく研究した上で挑戦するのがオススメだ。
(新刊JP編集部)
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