オフィスなどで周りを見回すと、鉛筆やボールペンなどの筆記用具を正しく持てない人が結構いることに気がつきます。
それが大人ならもう仕方ないのかもしれませんが、もし自分の子どもが鉛筆をまちがった持ち方で持っているようなら要注意!
これまでに開成、麻布、武蔵、桜蔭、女子学院、雙葉の“御三家”をはじめ難関私立中学に2500人以上を合格させてきたカリスマ家庭教師、西村則康さんは、著書『御三家・灘中合格率日本一の家庭教師が教える 頭のいい子の育て方』(アスコム/刊)で「鉛筆の持ち方の善し悪しは、子どもの成績を左右します」と断言します。
■まちがった持ち方は「鉛筆が立っている」
よくあるのが、親指と人さし指で巻き込むように握りしめる持ち方や、親指、人さし指、中指それぞれの指先に力を入れる持ち方ですが、これらの持ち方の特徴は、「鉛筆が立ってしまうこと」。
対して、正しい持ち方は、上から見ると鉛筆が45度斜めに傾きます。そして、右目で見ても、左目で見ても鉛筆の先端が自分で見えるはずです。もし、どちらかの目で見ると先端が見えないようなら、その持ち方はまちがっています。
まちがった持ち方で持つと、鉛筆が手の中で安定せず、動かせる範囲も狭いため、書いていて疲れやすく、勉強が長続きしません。字をきれいに書きにくいので、計算問題などでミスが出やすくなります。実際に、鉛筆の持ち方を直すだけで、成績が伸びる子がかなりいるのだそうです。
ほかにも、「机にテストの答案用紙を置く位置によって正答率に差が出る」「算数が苦手な子は国語をやろう」「算数と計算の効率が劇的に上がる秘密のメソッド」など、日常に潜んでいる盲点をズバリと指摘した内容が満載。間違った方法が子どもに定着しないうちに、本書を参考に対策を立ててみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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