会社から受け取る給料だけでは生活がきつい、ということで副業を始める人は昔も今も数多くいます。
ただ、今は昔と違い、インターネットを使って在宅でできる副業が増えており、中でも注目を集めるのが、ネット通販サイトを利用した、個人での輸出・輸入です。
輸入というと、特別な技能が必要なように思えますが、世界11カ国で展開しているショッピングサイト「Amazon」を使えば、特別な技能は必要なく、面倒な作業も限りなく少なくすることができます。
『世界最大のショッピングサイトで稼ぐ!Amazon輸入ビジネス入門』(佐藤和也/著、ぱる出版/刊)は、海外のAmazonから物を仕入れて、日本のAmazonで販売するという輸入ビジネスについて初心者でもわかるように綴った一冊です。
今回は本書の中から、副業としてのAmazon輸入のメリットを紹介します。
■出品が簡単
オンラインショップというと、自社のサイトにしろ、オークションにしろ、販売をするためには、商品の写真を撮影して、説明文を書いてという作業が必要です。パソコンの知識がないと難しいことも多いです。
しかし、Amazonを使えば商品の撮影も説明文の作成も不要で、わずか数クリックで出品が完了し販売を始めることができます。Amazonで買い物をしたことがある人であれば迷うことはありません。
■集客に苦労することがない
ビジネスで最も苦労する点は、どこからどのように顧客を集めるか、という「集客」の部分です。これを一から自分で行うのは大変ですが、Amazon輸入は、すでに圧倒的な数の顧客を抱えているAmazonの場を借りて行うため、集客で悩むことはありません。
これは、Amazonはヤフーオークションなどと比べて販売手数料(販売価格の約15%)が割高というデメリットを補って余りある、大きな長所だといえます。
■語学力を必要としない
輸入・輸出というと、どうしても心配になるのは語学力。
もちろん、外国を相手にビジネスをするわけですから、外国語は使えるに越したことはないのですが、Amazon輸入は、外国語能力はさほど問題にはなりません。
Amazonはどの国のサイトもインターフェイスが同じですから、日本のものと同じように扱えばいいわけですし、取引先とのやりとりは基本的にメールなので、翻訳サイトを利用することでコミュニケーションの問題はほとんどすべて解決してしまうのです。
■在庫の保管や商品の発送をする必要がない
商品を仕入れたはいいけど、自宅に置いておく場所がないという問題も、Amazonは解決してくれます。
FBA(フルフィルメント by Amazon)というサービスを使えば、受注処理から商品の梱包、発送、在庫管理、苦情への対処までを低料金で代行してくれるため、在庫を抱えることなく、文字通り自宅のパソコンだけでビジネスができるのです。
さらに、これは直接的なメリットではありませんが、商品を輸入する時はクレジット決済となるため、Amazon輸入では、使っているクレジットカードにどんどんポイントが貯まるという“副産物”もあります。
本書には、Amazon輸入の基本的な流れや、販売方法、必要なものなど、基礎的なものから、売れる商品の見極め方、利益計算の方法といった実践的な知識までが網羅されていますので、いい副業を探している人、もっとお金を稼ぎたい人は、まずは“海外Amazonから物を買ってみる”というところから始めてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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