人気お笑いコンビTKO木下隆行さんの実兄である木下眞行氏は、鉄板鍋店をはじめ、焼き肉店などの飲食店を運営する株式会社キノシタ代表取締役だ。
この「きのしたグループ」がここまで成長する背景には、ある秘訣と両親の教えがあった。
『人生がうまくいく1%の人が知っている一番大切なこと』(ロングセラーズ/刊)では、きのしたグループに"1%の奇跡"を起こした秘訣、木下眞行氏がオトンに教わった「成功哲学」、仕事の実践する中でオカンに学んだこと、そして木下氏の体験を通して身につけた考え方を明かす一冊だ。
創業した会社が20年以上続く可能性は1%前後と言われている。飲食業界も競争は厳しく、ひとつの店舗がオープンして何年も残り続けることは厳しい。その中で、「きのしたグループ」は眞行氏が経営する25店舗、すぐ下の弟の浩行氏が経営する18店舗、そして姉が経営する17店舗の合計60店舗(2012年12月時点)のうち、1店舗も欠けることなく2012年6月に24年目を迎えた。
厳しい飲食業界で、きのしたグループは20年以上に渡り経営を続けている。では、うまくいく1%になる人が大切にしていることとは、何なのだろうか。
成功する人に共通していることの一つは、"両親に感謝しているか"どうかだと眞行氏はつづる。
確かに、スポーツ選手が優勝を勝ち取ったときなどに「一番先に誰に伝えたいですか?」と聞かれ、「両親です」と答える人は多い。その他にも尊敬する人や大切なものとして家族や両親の存在をあげる人は数多い。
元を辿れば自然界から命をつなげてもらって、今の私たちがいる。だから、親に感謝しなかったり、大切にできず縁を切ったりすることは、自然界とのつながりを断つことに等しい。食べるものも着るものも、すべて自然界からの恩恵にあずかっていて、親から子へのつながりで生まれて来たのに、その縁を切ってしまうことは、大きな樹の枝先で咲いている花だけを切り離すようなものではないだろうか。その花は栄養や水を取り入れることができず、枯れてしまうだろう。
親への感謝の気持ちを持つことは、成長するため、そして成功するために絶対必要なことなのだと、眞行氏は語る。
両親への感謝の気持ちを持つことは当たり前のことだが、仕事の忙しさなどにかまけて忘れてしまうこともあるかもしれない。
感謝の気持ちを忘れないなど、一見すれば平凡ともいえることを真面目に繰り返しやることが、成功の秘訣なのではないだろうか。
(新刊JP編集部)
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