つい最近、新入社員が入社した…と思っていたら、あと4ヶ月で次の新人が入ってきます。「先輩としてきちっとしなきゃな」なんて気を引き締めても「そういえば、最近同じことを繰り返しているだけだよな。仕事には慣れてきたんだけど…」と思ってしまう人は、多いのではないでしょうか。
そんなことにはならないよう、今回は現在34万部の売上を見せている『99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ』(河野英太郎/著、ディスカヴァー・トゥエンティワン/刊)に掲載されている87の仕事の“コツ”を読んだ管理職の方々に、「新人にはここに気をつけてほしい」という項目を、出版元のディスカヴァー・トゥエンティワン協力のもと、アンケートしてみました。その気になる結果は?
【意外とできてない!新人にまず身につけてほしいことトップ5】
第1位 【聞かれたことに答える】
例えば、「○○さんにアポは取れた?」という上司の質問に、「○○さん出張らしいんですよ」といった具合に理由や背景から説明してしまう人はかなり多いのではないでしょうか? しかし、質問者が知りたいのは「要するにアポは取れたのかどうか」ということ。日本語は構造的に大事なことが後にもってきやすい言語なのですが、意識して「はい、いいえ」から話しはじめることであなたの印象はグッと上がるはずです。
第2位【早め早めにチェックを受ける】
ギリギリまで完成度を上げて提出した資料が「こうじゃない!なんでもっと早く相談にこなかったんだ!間に合わないじゃないか!」と一喝されてしまう…会社でよくある風景ですね。仕事が“デキる”人は自分でチェックポイントを設け、早め早めのチェックを受けています。
このケースも大体の目次でできた時点で「このような流れで大丈夫ですか?」と確認しておけば、そんなことにはならなかったはず。
第3位【すぐ返信する】
メールのほとんどはその場で判断できる内容のものです。「後で返そう」と思っていると、つい忘れたり、返信が遅れた分詳細に内容を書かなければいけなかったり…と悪いことばかり。その場ですぐ返信しておく癖をつけると、相手の好反応が快感に変わります。
第4位【「いまちょっといいですか」ではなく「3分いいですか」と聞く】
何か報告や相談をするとき、上司が仕事中だとつい気が引けて「いま、いいですか?」という曖昧な聞き方になりがちですよね。しかし、「あ、今忙しい」と断られ報告が遅れては、結局上司に迷惑がかかってしまいます。
そんなときは、「3分(あるいは1分)ください」と具体的に伝えましょう。これにより重要度と必要時間が一瞬でわかるので、上司の仕事がスムーズに進むことになるはずです。
第5位【一歩踏み込んだメールを書く】
メールでもっとも困るのが、何度もやりとりをしないと次のステップに進めないパターンです。例えば、
部下「○○日、お時間空いてますでしょうか」
上司「いや、難しい」
部下「ではいつがよろしいですか」
上司「来週前半なら空いている」
部下「場所はどちらがよいでしょうか」
…(以下延々と続く)
こんなことにならないためにも、調整しなければいけない事項はあらかじめ複数の選択肢を示したうえでメールしましょう。
いかがでしたか?
本書はオーディオブック化もされており、第4回オーディオブックアワードでは「審査員特別賞」を受賞。また、書店でも2012年ビジネス書のベストセラーランキング1位を獲得しています。多くのビジネスパーソンたちから支持を受けていることがわかります。
こうした細かい“コツ”、実は誰でもできるのにほとんどの人ができていないもの。新人ならずとも、“デキる人”になるためにぜひフル活用してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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