みなさんは普段のスキンケア、どのようにしていますか?
初夏から真夏にかけての今の時期は、エアコンによる乾燥や紫外線など、肌にとって非常に厳しい季節。特に念入りにケアしているという人も多いでしょう。しかし、ちょっと待ってください。そのスキンケア、本当にあなたの素肌を美しくしていますか。
実はスキンケアについての正しい知識がなければ、せっかくのケアも、逆に素肌を痛めてしまう可能性があるのです。
■「塗りすぎ」が肌体力を衰えさせる
高級な化粧水、美容液……とにかく塗りたくることで安心していませんか。スキンケアで大切なのは、肌のコンディションに合わせた必要十分なケア。毎日何も考えずにフルラインナップでお手入れをすることは、肌を甘やかして本来の力を低下させる上、別のトラブルも招きかねません。
さらに悪いことに、その日の汚れをしっかり落とせていないところに、スキンケアグッズを塗りこんでしまうという悲惨な例も。肌に汚れが残っていたり角層が厚くなっていると、化粧水や美容液は浸透しません。せっかくの高級なスキンケアグッズも無駄になってしまいます。肌は自ら美しくなる力を持っていますが、自らの力で汚れを取り除くことはできません。まずは正しい洗顔で肌の汚れを取り除いてあげる必要があるのです。
■「落とし過ぎ」が繊細な素肌を傷つける
汚れを落とすことが大切と聞くと、力強く洗顔をしてしまいがちですが、それこそ本当に危険なスキンケアです。わずか0.02ミリの角層は、ちょっとした摩擦でもすぐに傷ついてしまいます。ゴシゴシ洗いは肌のバリア機能の低下を促す上、くすみや色素沈着といったトラブルも招いてしまいます。
洗い方だけでなく、洗顔剤にも注意しなければいけません。洗浄力の高い洗顔剤は、肌のバリアとなる皮脂を取り過ぎてしまうことも。また、「汚れを全部落とす!」と何回も洗顔したり、洗顔剤に使われる合成界面活性剤が肌に残ったりすると、残すべき角質まではがれてしまいます。
これらは、乾燥肌の原因になるほか、肌のベタつきや毛穴の開き、ニキビのトラブルに発展することがあるので、洗浄力の高い洗顔剤を使うことは控えた方が良いでしょう。
■外側からのケアだけでは美肌はつくれない
ところで皆さん、スキンケアを肌の外側からのケアだけだと思っていませんか。それではせっかく正しいスキンケアをおこなっても、素肌美人はつくれません。あなたの食事や生活習慣が、美肌づくりを妨げているかもしれません。
例えば女性の多くがチャレンジしているダイエット。炭水化物や肉などを避けて行う過度なダイエットは、体重とともに筋肉が落ち、それと一緒に肌もたるんでしまう危険性があります。身体は脳や内臓などの生命維持に関係する場所へ優先して栄養を送るため、髪や爪、肌に充分な栄養が届かずに衰えてしまうのです。
また、ホルモンバランスによって、肌も変化をしています。そのため、生理周期に合わせてスキンケアも変えていく必要があります。
食事と生活習慣の改善が、内側から美肌づくりを助けてくれるのです。
■間違ったスキンケアを続けないためには
このように、いくらスキンケアを頑張っていても、その方法が間違っていると肌は確実に老けていきます。ではどのようにケアをすれば良いのでしょうか。
『素肌美人をつくる トータルスキンケアBOOK』(千堂純子/著、幻冬舎/刊)は、たくさんのイラストや図表を使いながら、スキンケアのイロハを教えてくれる一冊です。
素肌美人になるための肌のしくみから、「最近なんとなく化粧ノリが悪い」「くすみが気になる」「シミ、しわが増えた」といった悩みの解決方法まで、幅広いニーズに対応しているのでぜひ参考にしてみてください。
(新刊JP編集部)
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