「ありのままで」という言葉が今、ブームになっています。他人と比べたり、自分の実力がないことを気にし過ぎて、落ちこんでしまいがちな私たちを救ってくれる、とても頼もしい言葉ですよね。
でも、「どのようにして自分を肯定すればいいのか?」「本当にありのままでいいのか?」「ありのままになったら、次は何をすればいいの?」など、そんな疑問が残ってしまいませんか?
東京大学大学院を出て、スタンフォード大学で教鞭をとったことがあり、世界中から多くの悩み相談を受けてきたシスターの鈴木秀子氏によれば、「ありのままの自分を受け入れることも大事ですが、それには少しコツがあります。また、受け止めた後は、少し考え方を変えるだけで、不安やイライラが出ず、幸せに生きることができます」と説いています。
鈴木氏の著書『あなたは、あなたのままでいてください。』(アスコム刊)によると、例えば次のように考えることで、ありのままの自分を受け入れられ、次にすべきことが見えてくるそうです。
◆自分と他人を比べるのは無意味。なぜなら、自分はかけがいのない存在だから
◆あきらめることは、決して悪いことではない
◆一番を目指すのではなく、今の自分にできる最善を目指す
◆不安なものは可視化すれば、不安ではなくなる
◆不幸には必ず意味がある
◆お金は幸せになるための道具にすぎない。集めることが目的ではない
◆つまらないと思っている限りは、それは永遠につまらないまま
◆若さへの執着が自分を苦しめる
◆人には3つの価値を生み出す力がある
本書には、上記のような、読むだけで心が安らぐ方法が31の秘訣として書かれています。
「『ありのままで』をなかなか受け入れられない」「『ありのまま』はいいとして、その次はどうすればいいのか分からない…」。そんな悩みを持つ方は意外と多いはずです。まずは、ここであげられているように、自分の考えを見直してみることからはじめてみはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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